|
人は新しく生きるために、
絶えず告別せねばならない。 すべての古き親しき知己から、環境から、思想から、習慣から。 萩原朔太郎[はぎわら・さくたろう]
(大正〜昭和の詩人・作家、1886〜1942) 散文詩集『宿命』 「散文詩自註」の「AULD LANG SYNE!」より ※Auld lang syne=楽曲「螢の光」。
※原文漢字表記は、「兩方(りょうほう)」「潛在(せんざい)」「舊知(きゅうち)に對(たい)する」 〈全文〉
人は新しく生きるために、 絶えず告別せねばならない。 すべての古き親しき知己から、環境から、思想から、習慣から。 __ Link __ 告別することの悦びは、 過去を忘却することの悦びである。 「永久に忘れないで」と、 波止場に見送る人人は言ふ。 「永久に忘れはしない」と、 甲板(デツキ)に見送られる人人が言ふ。 だが両方とも、 意識の潜在する心の影では、 忘却されることの悦びを知つてゐるのだ。 __ Link __ それ故(ゆえ)にこそ、 あの Auld lang syne(螢の光)の旋律が、 古き事物や旧知に対する告別の悲しみを奏しないで、 逆にその麗らかな船出に於(お)ける、 忘却の悦びを奏するのである。
1.
2.
( 寺島実郎 )
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
( ハイアール )
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
28.
29.
30.
( バーンズ )
31.
32.
33.
34.
35.
36.
( 永田ゆみ )
【 中原中也 】
【 高田明和 】 【 ジャック・ルコック 】 【 アール・ナイチンゲール 】 【 加藤諦三 】 【 アニメ『陰の実力者になりたくて!』 】 【 ニコラ・ボアロー=デプレオー 】 【 酒井正敬 】 【 パウロ・フレイレ 】 【 清原和博 】 【 長岡輝子 】 【 神岡学 】 【 香月泰男 】 【 鈴木大拙 】 【 活気のない若者 】
【 世界中の子供 】 【 みだりにほめる 】 【 花を選ぶ 】 【 横を通り過ぎる 】 【 生産方法 】 【 わずかなまこと(真実) 】 【 味気ない日々を過ごす 】 【 自己規制 】 【 藁にすがりつく 】 【 欠点は恥ではない 】 【 道徳の違い 】 【 まだ失敗がない 】 【 無益な言葉 】 【 電光石火 】 【 釈明に困る 】
|