名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
7月2日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
男女相愛にして肉欲に至るは自然である。
肉交なき恋は、事実にあらずして空想なり。
(
国木田独歩
)
2.
努力は一(ひとつ)である。
しかしこれを察すれば、
おのずからにして二種あるを観る。
一は直接の努力で、他の一は間接の努力である。
間接の努力は準備の努力で、
基礎となり源泉となるものである。
直接の努力は当面の努力で、
尽心竭力(じんしんけつりょく)の時のそれである。
(
幸田露伴
)
3.
ドロ水を飲料水にするための濾過装置があるでしょう。
濾過装置の中で、残ったドロと飲料水になる水とあるけど、残ったドロがいらないもので、捨てちゃっていいものかというと、ぼくはそうじゃない。
それが現実なんだ。
現実を避けることはできないね。
(
三島由紀夫
)
4.
あんなに冷酷に見えた父も、心の底には自分以上に熱い涙を貯えていたのではなかろうか。
(
夏目漱石
)
5.
自惚れ屋が、
自己を甘やかしている人間でなければ、
そういつも「自己への省察」「自己呵責」を繰り返すわけがない。
(
中島敦
)
6.
金や力を失うのを恐れて人を恐れぬのは、濡れる事を恐れて雨を恐れぬ盲人である。
(
夏目漱石
)
7.
金は大事だ。
大事なものが殖えれば寝る間も心配だろう。
(
夏目漱石
)
8.
愛は堅きものを忌(い)む。
すべての硬性を溶化せずにはやまぬ。
(
夏目漱石
)
9.
若いということは
何物にも代えがたい宝である。
(
武者小路実篤
)
10.
他人に要求することを
先ず自分に要求せよ。
(
武者小路実篤
)
11.
忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり。
(
国木田独歩
)
12.
われわれを支配する道徳は資本主義に毒された封建時代の道徳である。
われわれはほとんど損害のほかに、何の恩恵にも浴していない。
(
芥川龍之介
)
13.
生命は流れてゐる。
(
萩原朔太郎
)
14.
世間の人は虎を、性欲の虎を放し飼いにして、どうかするとその背に乗って滅亡の谷に落ちる。
(
森鴎外
)
15.
僕は生まれながらの傍観者である。
(中略)どんな感興のわき上がった時も、僕はそのうずまきに身を投じて、心から楽しんだことがない。
僕は人生の活劇の舞台にいたことはあっても、役らしい役をしたことがない。
(
森鴎外
)
16.
今日まで自分を導いてきた力は、明日も自分を導いてくれるだろう。
(
島崎藤村
)
17.
呑気(のんき)と見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする。
(
夏目漱石
)
18.
恋はうれしい、嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。
(
夏目漱石
)
19.
(恋愛とは)所詮幻影であり、永遠の恋などは嘘の骨頂だとわかっていても、それをするな、といい得ない性質のものである。
それをしなければ人生自体がなくなるようなものなのだから。
つまりは、人間は死ぬ、どうせ死ぬものなら早く死んでしまえということが成り立たないのと同じだ。
(
坂口安吾
)
20.
人間は角(かど)があると世の中を転がって行くのが骨が折れて損だよ。
(
夏目漱石
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ