名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
6月25日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
身をすてつるなれば
世の中の事
何かはおそろしからん。
(
樋口一葉
)
2.
鍍金(めっき)を金に通用させようとする切ない工面より、真鍮(しんちゅう)を真鍮で通して、真鍮相当の侮蔑を我慢する方が楽である。
(
夏目漱石
)
3.
人生のさかりには、無理と思われるものもすべて叶い、覚束(おぼつか)なく見えるものもすべて成るのだよ。
(
三島由紀夫
)
4.
ふるさとは遠きにありて思うもの
そして悲しくうたうもの
(
室生犀星
)
5.
ゆるすということはむずかしいが、もしゆるすとなったら限度はない、
──ここまではゆるすが、ここから先はゆるせないということがあれば、それは初めからゆるしてはいないのだ。
(
山本周五郎
)
6.
死は、人間の一生にしめ括りをつけ、その生涯を完成させるものだ。
消滅ではなく完成だ。
(
山本周五郎
)
7.
精神だの肉体だのという区別は、
男だけの問題なのであって、
女にとっては、それは一つものなのだ。
だから亭主の純肉体的浮気に、
女房がカンカンになって怒るのももっともであって、
女は女の立場から類推する他はないから、
「体だけの浮気だ」などと亭主がいくら弁解しても、
逃げ口上にしか思えない。
(
三島由紀夫
)
8.
老夫妻の間の友情のようなものは、友情のもっとも美しい芸術品である。
(
三島由紀夫
)
9.
青年のくせにぐうたらだったり、怠けることを考えたり、快楽に溺れて平気でいたりする者は、理想を持たない、現実の敗北者である。
そんな人に万歳は云(い)えない。
(
武者小路実篤
)
10.
凡(すべ)てを癒(いや)す「時」の流れに従って下れ。
(
夏目漱石
)
11.
前後を切断せよ、みだりに過去に執着するなかれ、いたずらに将来に未来を属するなかれ、満身の力を込めて現在に働け。
(
夏目漱石
)
12.
読書、なかんずく小説を読む喜びは、もうひとつの人生を経験することができる、という点にある。
(
山本周五郎
)
13.
好(よ)い笑いは、暖かい冬の陽ざしのようなものだ。
誰でも親しめる。
(
島崎藤村
)
14.
借りた金を返すことを考えない者は幸福なるごとく、死ぬことを苦にせぬ者は幸福である。
(
夏目漱石
)
15.
人間は自分がいるところが曇ると、一部分ではなく、全体が曇ったと信じてしまう。
(
幸田露伴
)
16.
この世の中では、他人から見て、可笑しくないほど深刻なことは、あんまりないと考えてよろしい。
人の自殺だって、大笑いのタネになる。
荷風先生の三千万円かかえての野垂れ死にだって、十分、他人にはユーモラスである。
(
三島由紀夫
)
17.
輿論(よろん)は常に私刑であり、私刑は又(また)常に娯楽である。
たといピストルを持ちうる代わりに新聞の記事を用いたとしても。
(
芥川龍之介
)
18.
人に笑われるなどということは全く大したことじゃありません。
だから我々は大いに他人の失敗を笑うべきなのであります。
(
三島由紀夫
)
19.
ユーモアのない人生なんて、凡(およ)そ糞面白くないものだが、
同時に、人生から偶然というものを取り除いてしまえば、随分味気ないことになるだろう。
(
織田作之助
)
20.
文章を添削することは心を添削することだ。
その人の心が添削されない限りは、その人の文章が添削されようがない。
(
島崎藤村
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ