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今日の
日本の文豪の名言
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2月1日
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1.
品性の美はすべての美中の最美なものである。
(
国木田独歩
)
2.
花が咲いたら其(そ)れをば二人同じような心持で眺めたい。
蝶が飛んだら二人して其れを追いたい。
然(しか)らずば花が咲いても蝶が飛んでも、世は枯葉の翻(ひるがえ)る秋の夕暮に均(ひと)しいではないか。
(
永井荷風
)
3.
無心さ、純粋さ、素直さなどは人の心を打つ。
その力は、こざかしい知恵をはるかに凌駕する。
(
吉川英治
)
4.
小説家のほうが読者より人生をよく知っていて、人に道標を与えることができる、などというのも完全な迷信です。
小説家自身が人生にアップアップしているのであって、それから木片につかまって、一息ついている姿が、すなわち彼の小説を書いている姿です。
(
三島由紀夫
)
5.
たいてい勇気ある行動というものは、別の在るものへの怖れから来ているもので、全然恐怖心のない人には、勇気の生まれる余地がなくて、そういう人はただ無茶をやってのけるだけの話です。
(
三島由紀夫
)
6.
道徳は常に古着である。
(
芥川龍之介
)
7.
程よい怠けは生活に風味を添える。
(
梶井基次郎
)
8.
誰でも構わないのよ。
ただ自分でこうと思い込んだ人を愛するのよ。
そうして是非その人に自分を愛させるのよ。
(
夏目漱石
)
9.
いい馬はムチを当てられる前に気配で走る。
バカな馬は、ムチを当てられて痛いので走る。
もっとしょうもない馬は、それでも走らない。
(
幸田露伴
)
10.
古き道徳を破壊するは、新しき道徳を建立(こんりゅう)する時にのみ許されるものなり。
(
夏目漱石
)
11.
幸福などというものは世の中にはありはしない。
それぞれの人間がそれぞれに一つずつ不幸を持っていて、その不幸をいやすためにこそ生きているのだ。
(
佐藤春夫
)
12.
夫婦は毎日毎日愛の創作をしているのだ。
(
与謝野晶子
)
13.
自覚さえすれば
どんな生活にだって深い意味が出来る。
(
永井荷風
)
14.
もし本当にあやまらせる気なら、本当に後悔するまで叩きつけなくてはいけない。
(
夏目漱石
)
15.
人生は一箱のマッチに似ている。
重大に扱うのは莫迦莫迦(ばかばか)しい。
重大に扱わなければ危険である。
(
芥川龍之介
)
16.
人間の、又人性の正しい姿とは何ぞや。
欲するところを素直に欲し、
厭な物を厭だと言う、
要はただそれだけのことだ。
好きなものを好きだという、
好きな女を好きだという。
(
坂口安吾
)
17.
よき友を持つものは、自分の方でもよき友になれるものでなければならない。
自分だけが得することは不可能である。
(
武者小路実篤
)
18.
あせってはいけません。
頭を悪くしてはいけません。
根気ずくでおいでなさい。
世の中は根気の前に頭を下げることを知っていますが、火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。
(
夏目漱石
)
19.
自己をめぐる無数の仮定的な実在(勿論自己の内面も含めて)を作品という決定的な実在に変容させる試みが芸術であるとすれば、それに先立ってまず、自我の分裂が必要とされる。
即ち書く自我と書かれる自我と。
作品の形成はこの書く自我と書かれる自我との闘争に他ならぬ。
しかも書く自我の確立に伴って、書かれる自我は整理され再構成されるのである。
(
三島由紀夫
)
20.
凡(およそ)世の中に、
我が児の事を饒舌(しゃべ)る奴を聞くほど、
退屈なものはない。
(
泉鏡花
)
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