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701.
ボケ方のうまい人が、減っちゃったせいで、ギスギスした世の中になってきてるよ。
突っ込みの人とボケの人が半分くらいずついたら、会社だって、学校だって、かなり楽しくなるのにね。
突っ込みの人ばっかりだと、つまらないし、殺伐としてくる。
（ 萩本欽一 ）
702.
人間はいつかは死を迎えなければならぬわけだが、この「死」という出口から見ると、われわれのやっていることは実に滑稽至極。
（ 井上ひさし ）
703.
へいわってなにかな。
ぼくは、かんがえたよ。
おともだちとなかよし。
かぞくが、げんき。
えがおであそぶ。
ねこがわらう。
おなかがいっぱい。
やぎがのんびりあるいてる。
けんかしても、すぐなかなおり。
（ 安里有生 ）
704.
互いしか知らぬジョークで笑い合う
ふたりに部屋を貸してください
（ 野口あや子 ）
705.
（場が）盛り上がるって何？
それはね、たとえば誰かが失敗することなの。
誰か失敗する人がいると、ワッと盛り上がるんだよ。
（中略）失敗すると、その人の手柄になるんですよ。
（ 萩本欽一 ）
706.
〈笑い〉はあとに何も残らなくてもいいではないか。
（ 田辺聖子 ）
707.
駄洒落愛好者たちとは、「別の見方がないだろうか」「他の立場に立てばどうであろうか」という思いやりや心のやさしさや咄嗟(とっさ)の機転をあわせ持った人間たちのことなのである。
（ 井上ひさし ）
708.
（ユーモアを使うときに）言葉をカーブさせるって、つまり別の言葉に置き換えるってこと。
だから、まず基本形として、普通の言葉をきちんと覚えないと駄目だね。
（ 萩本欽一 ）
709.
「忠臣蔵」みたいなのが美しいっていうなら、ユーモアなんか日本人に必要ないじゃない。
互いに仇を取りっこするような、せちがらい世の中になるのも無理ないと思うよ。
（ 萩本欽一 ）
710.
（ある言葉を）言わないことで伝わる。
ユーモアというのは、その微妙な部分で成り立っていたりする。
言う方と言われる方、お互いにそういう感覚を共有していないと、ユーモアは通用しないの。
だから、ユーモアは子どもには通じない。
（ 萩本欽一 ）
711.
元来、神サンは、仲良く、だらけなさい、と男と女を作りはったんやからね。
（※緊張せないかんような男女関係より）のんびりくつろげる男と女の仲のほうが神サンから見はったら、ノーマルな仲です。
（ 田辺聖子 ）
712.
芸っていうのは、いきなりおかしいことをしようとしても駄目だ。
まず普通を覚えろ。
（ 萩本欽一 ）
713.
ひどい作品を読んだり観たりしたときは、「いい加減なものを作って、よくも俺の愛しているものを汚してくれたな」と一回分の食欲がなくなるぐらい怒ってもらいたい。
できれば、その怒りをユーモアに転化して、鋭い皮肉の針でグサリと刺してもらえれば、一層ありがたい。
（ 井上ひさし ）
714.
結婚式ってね、そういうの（＝失敗）をユーモアとしてとらえてくれる場所なの。
みんなそれを受け止める用意ができていて、誰かやらないかなって楽しみにしてるの。
それをみんな無難に乗り越えたときがいちばんつまらない。
（ 萩本欽一 ）
715.
最初からぶちかますと、イヤな野郎だってことになるのよ。
舞台でも、最初からおかしいところを見せるために「かまし」をやると、もうダメ。
もう、誰も笑わなくなる。
（ 萩本欽一 ）
716.
どんなにきちんと正しく身を処していても、その過程でまったく笑いがない場合には、どこかで破綻が生じる。
（ 米長邦雄 ）
717.
“生きる”ということは、人と人が笑いあい、扶(たす)けあい、──して、要するに、人生は愛するに足るものだと発見する、それに尽きる。
（ 田辺聖子 ）
718.
苦しいときは苦しいんだから、ふざけている余裕なんかないっていうのももっともだけど、泣いても笑っても借金が減るわけじゃないんだから、あえてふざけてみる。
笑ってみる。
（ 高田純次 ）
719.
いい女はどんな時でも笑うんだ。
（ アニメ『夜ノヤッターマン』 ）
720.
人間は生きたがっている。
生きたいと思えばこそ、人間は笑劇じみたドタバタ騒ぎを演じ、ときには人生の落とし穴に自分ではまっていやいやながらも悲劇の主人公さえ演じてしまう。
（ 井上ひさし ）
721.
ユーモアが通じない、誰も笑わないってことは、意味が通じないってことだろ？
何か言うと誰かを狂わせたり怒らせたりしてしまいそうで怖い気もする。
（ 忌野清志郎 ）
722.
（ユーモアセンスを身につけるには）日常生活のなかで、いかなる事態が起きようとも、自分を客観視できる余裕を持つことです。
感情のおもむくままに泣いたり、騒いだり、怒ったりばかりでは、ユーモアは決して育ちません。
（ 佐藤富雄 ）
723.
意義ある人生、価値ある人生を過ごすには、
三勿(さんこつ)……怒らず、怖れず、悲しまず
三行(さんぎょう)……正直、親切、愉快
を実行すること。
（ 中村天風 ）
724.
何かしら、発光体、発光源を身内にもっていない人間が、たくさんの大衆たちから愛情にしろ敬意にしろ、ヒイキ感情にしろ、惚(ほ)れ心にしろ、軽蔑にしろ、笑いにしろ、とにかく何かを奪うことはむりである。
（ 田辺聖子 ）
725.
いってみれば（冗句とアイディアの）どちらも、豊かで鋭い批判精神を土台にした、創意工夫のヒラメキであるのだ。
洗練された冗句を飛ばせる人間性は、そのまま優秀なアイディアを生む土壌でもある。
（ 本田宗一郎 ）
726.
「笑い」と「ユーモア」は違う。
「笑い」っていうのは「声を出して」笑うこと。
（中略）一方、「ユーモア」は辞書を引くと「上品な笑い」と書いてある。
声を出すまでいかないんだけど、こう空気がフッと軽くなる、顔がフッと崩れてしまうっていう、そのぐらいが「ユーモア」。
（ 萩本欽一 ）
727.
人生は「ソコハカ」となくおかしいものである。
（ 田辺聖子 ）
728.
（コメディアンは）「それを言っちゃ駄目」っていう言葉を、パッと他の言葉に置き換えられるようになって一人前。
その次に、（ユーモアの）カーブのしなり方を自由自在に変えられるようになれば名人。
（ 萩本欽一 ）
729.
内面の感覚、あるいはそう呼びたければ《神秘的な感覚》といったものが、見えないものの姿を私に見せてくれる。
私の神秘の世界は好ましいものである。
そこには私が一度も《見た》ことのない木や雲や星や渦巻く川がある。
私は、目の見える道連れたちにとっては何一つない時に、美しい花や鳥や笑い声を立てる子供たちを意識することがよくあるのだ。
（ ヘレン・ケラー ）
730.
君子は人をたのしませても、おのれを売らぬ。
小人はおのれを売っても、なおかつ、人をたのしませることができない。
（ 孔子・論語 ）

731.
（人生という物語に）味を付けるのが、ちょっとした遊び心、ユーモア。
このユーモアがわからない相手が関わってくると、とたんに物語がつまらなくなる。
（ 萩本欽一 ）
732.
なんでユーモアが（世間で）こんなにないがしろにされるようになったかっていうとね、そこに経済が働かないから。
笑い、ってね、（芸能界以外では）金額につながらないんだよ、笑わしたから得だとか、現金が入ってくるということがない。
（ 萩本欽一 ）
733.
「笑い」っていうのは「声を出して」笑うこと。
たとえば、フンと鼻で笑っても、それは「笑い」じゃない。
一人で大声は出さないでしょ。
だから、「笑い」っていうのは、ある（程度）人数が集まったときに発生するものなんだよね。
人がたくさんいると、安心して声を出して笑える。
（中略）これに対して、「ユーモア」というと、本来、人数が少ない中でこそ活きてくるもの。
（ 萩本欽一 ）
734.
智慧(ちえ)の実を食べると、人間は、笑いを失うものらしい。
（ 太宰治 ）
735.
人はやるだけのことはやるべきである。
けれどもどうしてもどうしてももうできないときは落ちついてわらっていなければならん。
落ちつき給え。
（ 宮沢賢治 ）
736.
悲しい時こそ、無理にでも笑うの。
つらいときに泣いていたら、ますますつらくなるから。
（ アニメ『極黒のブリュンヒルデ』 ）
737.
（仮装大賞のような場でユーモアで評価されるにはどうしたらいいか？）見てる人がおもしろいと感じるのはね、短く、とにかく短く。
一番短い形でおかしさが伝わることを考えればいい。
（ 萩本欽一 ）
738.
（結婚式は）おめでたい席だから、何かちゃんとしたあいさつをしないといけないってみんな思ってるけど、そうじゃない。
その式が盛り上がるというのがいちばんなの。
（ 萩本欽一 ）
739.
車椅子　さみしき笑い知り得たる
（ 伊丹三樹彦 ）
740.
俳句は自由。
遊びの要素があってこそのもの。
俳句というのはオーソドックス面（づら）したやつじゃダメ。
俳句にはユーモア精神が必要で、だからこそアウトサイダーが俳句の世界を活性化してくれる。
（ 金子兜太 ）

741.
あらゆる笑いは、政治化される要素をはらんでいる。
（ 寺山修司 ）
742.
笑う人間は、いつでも正義の側に立っていると信じている。
そのこと位、莫迦(ばか)げた自信はないのではなかろうか？
（ 寺山修司 ）
743.
春風を飲み干すやうに笑ひけり
（ 篠崎央子 ）
744.
山笑ふ医院に老いの漂うて
（ 細谷てる子 ）
745.
朝よりの夏雲に描く子の笑眉
（ 秋元不死男 ）
746.
笑はせて淋しき桜月夜かな
（ 加藤静夫 ）
747.
人あまた泳がせて海笑ひけり
（ 鈴木真砂女 ）
748.
故郷(ふるさと)やどちらを見ても山笑う
（ 正岡子規 ）
749.
後ろ前　笑うおまえは　裏返し
（ 一歩手前 ）
750.
ころぶ人を笑ふてころぶ雪見哉(かな)
（ 加賀千代女 ）

751.
古川柳(こせんりゅう)は、滑稽(こっけい)を主軸に、うがち、かるみ、笑いの三要素を特徴としています。
うがちとは、物事や人物の隠れた真の姿に迫ること。
かるみとは、気が利いていてうまいこと。
笑いとはうれしさ、おかしさ、照れ臭さ。
つまり急所を巧みについて、気が利いていて、笑いを誘うもの。
（ 時実新子 ）
752.
あたゝかや笑つて写真撮ることに
（ 稲畑汀子 ）
753.
（共に味わえる笑い）
たとえ情熱的に愛し合う恋人同士でも、もしこれが欠けているならば、重要な局面で溝が生じるに違いないほど大切なもの。
第三者には一見不可解な別離も、逆にまったく不釣り合いにしか見えないような愛も、実はこうした笑いを共有できるかどうかが鍵になっていることがある。
（ フランソワーズ・サガン ）
754.
唄(うた)ひつつ笑(え)まひつつ行く春の人
（ 高浜虚子 ）
755.
笑ひ茸(たけ)食べて笑つてみたきかな
（ 鈴木真砂女 ）
756.
木の実落ち幽(かす)かに沼の笑ひけり
（ 大串章 ）
757.
初笑深く蔵してほのかなる
（ 高浜虚子 ）
758.
笑初(わらひぞめ)何かいたづらしさうな目
（ 稲畑汀子 ）
759.
つぎつぎに鳥くる山の笑ひけり
（ 大木あまり ）
760.
宇宙は広く、星は数知れず。
地球は億万年、人生百歳は一瞬。
笑え、笑え、笑え。
（ 寥承志 ）

761.
人間は本当に心からおかしい時は、口から先に動くが、不快な笑いの時は、目から先に動く。
（ 古山謙二 ）
762.
笑われるということは、それだけ関心を集めていることではないか。
誰も関心を抱かないような人なら、無視されるだけだ。
無視こそ笑われるよりもっと悲惨なのだ。
（ 斎藤茂太 ）
763.
失敗は笑い飛ばしてしまったらいい。
そして、次に同じような失敗をしないような対策を講じればよいだけのことだ。
（ 斎藤茂太 ）
764.
笑いは人の薬。
（ 日本のことわざ・格言 ）
765.
子供に合わせちゃダメなんだよ。
自分で楽しいと思うやることをやると、子供はマネしたがるんだよ。
（ 志村けん ）
766.
悩みも苦しみも、自分の器が小さいから過敏に感じる。
気持ちを転換して、宇宙の視野から己を見直してみるとよい。
案外こんなちっぽけなことだったのか、と笑いたくなる。
（ 丸山敏雄 ）
767.
よく出来たコメディーは、人生経験をたっぷりと積んだ人間からしか生まれない。
（ エディ・マーフィ ）
768.
私は二つの顔を持つ双面神だ。
一面の顔で笑い、他面の顔で泣く。
（ キルケゴール ）
769.
笑うよ。
でないと、泣いてまうから。
（ ゲーム『Sence Off』 ）
770.
エスプリ（＝エスプリ精神）の欠点は顔の欠点と同じで、年をとるほどひどくなる。
（ ラ・ロシュフコー ）

771.
喜劇役者ってのはな、自分を泥まみれにしろ。
自分をさいなめ。
その分だけ皆さんが笑ってくださらぁ。
（ 榎本健一 ）
772.
人生の汚辱に対抗する最善の武器は、勇気とわがままと忍耐です。
勇気は強くし、わがままは冗談を言わせ、忍耐は落ちつきを与えます。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
773.
良い逆説的冗談は、理性を地面に組み伏せ、より深い現実へと明け渡させる。
（ スティーヴ・ベアマン ）
774.
笑いとは張り詰められていた予期が突如として無に変わることから起こる情緒である。
（ カント ）
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