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[ 名言 ]
学ぶことの素晴らしいところは、誰にも取られることがないってことだ。

[ 出典 ]
B・B・キング
(米国のブルース歌手・ギタリスト、1925〜)

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[英文]
The beautiful thing about learning is nobody can take it away from you.
B.B. King

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[ 解説 ]
確かに、「形のあるもの」と違って、「学んだこと」は人に取られることがありません。
仮に人に真似されたとしても、自分には「オリジナル」が残るからです。
将来、人の記憶や技術を脳から盗み取る装置でも発明されない限り、「学んだこと」は永遠に自分のものです。


■普通、何かを学べば、学んだだけ、その人の中に蓄積して行きます。
もちろん、学んだことを忘れてしまうことも多いかもしれませんが、それでも、「何か」が自分の中に積み上げられているような実感がするものです。
学ぶ前より学んだ後の方が、人として「成長」したような気がする。
だから、人は「学ぶこと」が大好きなのかもしれません。


■ところで、日本ほど「習い事」が盛んな国、「習う場所」が充実している国は余り多くありません。
新聞社や放送局が運営するカルチャースクールや、地方自治体が実施する各種教室、個人教室、民間の通信講座など、何かを学ぼうと思えば、いくらでも学ぶことができます。
「習い事」が盛んだから「習う場所」が増えたのか、「習う場所」が多いから「習い事」が盛になったのかは、分かりません。
しかし、江戸時代の中頃から、庶民が「習い事」をして人生を楽しむ文化が花開きました。
この流れが今も脈々と続いているのです。


■「学ぶこと」は、単に知識や技術を身につけるだけでなく、「教養」を高めることにもつながります。
学ぶ内容は、実用的な知識や技術でなくても構いません。
むしろ、生活には直接役に立たないような「文学」「歴史」などの方が、「教養度」は高い評価される場合も多いのです。
もちろん、興味が無いのに無理に「文学」「歴史」を学ぼうとするのは、学ぶ意味がありません。
苦痛なだけで、長く続かない。
頭にもほとんど残らないでしょう。
やはり大事なのは、「自分の興味ある分野」を学ぶことなのです。


■「学ぶこと」は、そして身につけた「教養」は、人に奥行きと幅を与えます。
自分の好きな分野を学んできた人、趣味の世界に没頭してきた人は、受験や進学のための勉強ばかりしてきた人に比べて、圧倒的に人間的魅力に溢れています。
一生懸命受験勉強してきた人にとっては、悔しいかもしれませんが、それが現実なのです。


■また、よく誤解されているようですが、「教養」は幅広くなくても構いません。
浅いけど幅広い教養、狭いけど深い教養、いろいろな「教養」のあり方があります。
自分に合った形の「教養」を追求すればいいのです。
そして、それが「人の個性」となるのです。
そもそも、全ての人が、まったく同じ「教養」の持つなら、その人の存在意義が無くなってしまいます。
「教養」は、人それぞれが違うからこそ、価値と意味が生まれるのです。


■自分の希望する職業につくには、テクニックとしての勉強をしなければならない場合も、確かにあるでしょう。
しかし、どんな職業でも、本当はそれだけでは不十分なのです。
さらに、プラスアルファとしての「何か」が必要なのです。
それが、人間的魅力を高める「教養」なのです。
そして、それを支えるのが、「学ぶこと」への強い欲求です。


■昔から言われ続けているように、「人は一生学び続けるもの」です。
しかしそれは、いわゆる「勉強」のことではありません。
「学ぶこと」は、本来すごく楽しいものなのです。
また、そうあるべきものなのです。
(ながれおとや)


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