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人間の生態というものは
科学文明をほこる現代においても、 さほど昔から向上をとげてはいないものだ。 池波正太郎[いけなみ・しょうたろう]
(小説家、1923〜1990) 『抜討ち半九郎』
〈全文〉
人間の生態というものは 科学文明をほこる現代においても、 さほど昔から向上をとげてはいないものだ。 __ Link __ そこがまた面白い〔浮世〕なのであろうけれども、 人間本来の原始的な防衛本能や攻撃本能が、 科学文明とむすびつくと、 原・水爆などという化物を生み出してしまうわけだ。 __ Link __ 本来は、まだまだ単純な機能組織しかそなえていない人間を 人間自身が買いかぶって、 なまじ高等生物のように思い込み、 大自然を征服したつもりで 鼻をうごめかしていると、 今にとんでもないことになるであろう。 __ Link __
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