(親子の)依存と独立の共存はどのくらいにすればいいのか。 これらの間の均衡をうまく保つためには、「自然」の良さということがひとつの指標になる。 適当に依存させ、適当にほうっておき、自然に行われているところでは、あまり大きい問題が生じない。 (要約)
河合隼雄[かわい・はやお] (臨床心理学者、元文化庁長官、1928〜2007) 『働きざかりの心理学』
〈抜粋文全文〉 依存と独立の共存といっても、それではどのくらいにすればいいのか。 それに答えることは難しい。 しかし、これが反対概念ではないと知っているだけでも、随分と違うことだろう。 これらの間の均衡をうまく保つためには、既に述べてきたような「自然」の良さということがひとつの指標になると思われる。 適当に依存させ、適当にほうっておき、自然に行われているところでは、あまり大きい問題が生じない。
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( 佐藤祐子 )
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( 作者不詳 )
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