|
もしも誰かに、平和とは何か訊かれたら、秋のうつくしさと答えたい。
長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 詩「一番静かな秋」
〈全文〉
石一つ一つ。 木々の梢一つ一つ。 雲一つ一つ。 水の光一つ一つ。 およそ、もののかたちの輪郭の 一つ一つが、隅々までも くっきりと見えてくる。 そんな朝がきたら、今年も秋がきたのだと知れる。 一つ一つがおそろしいほど精細なすべてのかけらの、いっさい間然するところがない集合が、秋なのだ。 一つ一つのうつくしいかけらがつくる秋のうつくしさ。 もしも誰かに、平和とは何か訊かれたら、秋のうつくしさと答えたい。 かけら・Pieceと平和・Peaceとは、おなじなのである。 ピース・Peace、おなじ音、おなじ響き、おなじくぐもり。 ことばには、いまでも、神々の息の痕がそのままのこっている。 時は秋、日は真昼、大気澄み、紅葉色づき、百舌鳴きて、神々そらに知らしめし、すべて世は事もなし。 かつてはそういった時代もあったのだ。 けれども、いまは、すべてがただ束の間のうちに過ぎてゆく。 人の世の平和とは何だろうかと考える。 終日、シューベルトの「冬の旅」を聴く。 ああ、空がこれほど穏やかだとは! ああ、世がこれほど明るいとは!
1.
2.
3.
4.
( ドラマ『FRINGE シーズン3』 )
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
( クインティリアヌス )
14.
「本を読んで何になる」という問いもよく耳にする。
「本を読まないで何になる」とやり返す人もいる。 しかしこの問いと答えのいずれもが含んでいる「何のために?」が、本を読む喜びをはじめから奪ってしまっている。
15.
16.
17.
18.
( アヴェブリー )
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
( ウィル・シュッツ )
28.
29.
30.
31.
32.
33.
34.
35.
36.
【 鈴木大拙 】
【 七瀬音弥 】 【 ミルトン・バール 】 【 ジャン=アントワーヌ・ド・バイフ 】 【 ゴッホ 】 【 角光雄 】 【 アニメ『ルパン三世』 】 【 金子勝 】 【 松村清 】 【 フランソワ・モーリアック 】 【 杉田玄白 】 【 八田一朗 】 【 ジミ・ヘンドリックス 】 【 東畑開人 】 【 五味康祐 】 【 ルドルフ・フォン・イェーリング 】 【 ヴィルヘルム・ペッファー 】 【 アニメ『ふしぎの海のナディア』 】 【 石田あき子 】 【 熊沢蕃山 】 【 高樹のぶ子 】 【 伊藤隆二 】 【 ジョン・ミルトン 】 【 須磨久善 】 【 蓮如上人 】 【 中江有里 】 【 藤原紀香 】 【 高橋滋 】 【 西村麒麟 】 【 櫻井よしこ 】 【 森羽久衣 】 【 後藤新平 】 【 鹿野佳子 】 【 金子敦 】 【 マーク・フィッシャー『成功の掟』 】 【 雨森芳洲 】 【 片陰の窓 】
【 自分の死について考える 】 【 品格を失わない 】 【 仕事ではない(趣味/楽しみ) 】 【 行動不能 】 【 沈黙を強いる 】 【 ユリの花が開く 】 【 心の病んだ人 】 【 才能を過大視 】 【 神に取り上げられる 】 【 量は質を兼ねる 】 【 壊れたもの 】 【 時の波 】 【 年酒を受ける 】 【 愚痴は愚図の母 】 【 人間の掟を実行 】 【 経済学 】 【 自業自得 】 【 なりたいものを決める 】 【 真の仕事をこつこつやる 】 【 暖かい巣 】 【 実利 】 【 自分自身を滅ぼす 】 【 忘却は民衆の知恵 】 【 家族を大切にしない 】 【 自分の命を燃やし尽くす 】 【 偶然目にした言葉 】 【 飛ぶ蛍 】 【 お客を惹きつける 】 【 営み 】 【 失敗という言葉 】 【 学生 】 【 時間を潰すことに苦心 】 【 昨日の自分の奴隷 】 【 リーダーシップの問題 】 【 世の中の人 】
|