名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
6月6日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
人間一生、いやしくも命のある間は遊んで暮らす法はない。
(
国木田独歩
)
2.
言っておくが、人間が善良であることは決して美徳じゃないぜ。
そいつは壊れ易い装飾品のようなもので、自分の良心を満足させることはできるが現実には何の役にも立たない。
その上周囲の者にいつも負担を負わせるんだ。
(
山本周五郎
)
3.
若い者は女を欲求することと恋とを一つに見ている。
女の運命を第一に気にするのが恋で、自分の欲望を満たそうとばかりするのが肉欲だ。
(
武者小路実篤
)
4.
(山の頂点へ)一足跳びにあがるより、一歩ずつ登るほうが途中の草木や泉や、いろいろな風物を見ることができるし、それよりも、一歩、一歩を慥(たし)かめてきた、という自信をつかむことのほうが強い力になるものだ。
(
山本周五郎
)
5.
気楽も、気楽でないも、世の中は気の持ち様一つでどうにでもなります。
蚤(のみ)の国が厭(いや)になったって、蚊の国へ引越しちゃ、何にもなりません。
(
夏目漱石
)
6.
果実の熟する如く機熟して相会うところに、真の友情あり。
(
国木田独歩
)
7.
忘れるにまかせるということが、結局最も美しく思い出すということなんだ。
(
川端康成
)
8.
私は生きようと望む意欲を愛その物だと考えています。
愛は徹頭徹尾自己の生に執着する心ですが、利己主義の愛から始まって宇宙を包容する愛にまで拡大されねば愛自身の満足を勝ち得ないものだと考えています。
従って愛は自由を要求します。
(
与謝野晶子
)
9.
ただ愛するのよ、そうして愛させるのよ。
そうさえすれば幸福になる見込は幾何(いくら)でもあるのよ。
(
夏目漱石
)
10.
失敗しながらも煩悶しながらも或(ある)仕事を企ててそれに力を尽くした日の方が、今の安息無事よりも願わしい。
(
国木田独歩
)
11.
一々のことばを秤(はかり)の皿に載せるような事をせずに、なんでも言いたい事を言うのは、われわれ青年の特権だね。
(
森鴎外
)
12.
もう愛してくれなくなった恋人は、電車のなかで人の足を踏んで空嘯(そらうそぶ)いている男のようなものである。
(
井伏鱒二
)
13.
わたしは不幸にも知っている。
時には嘘によるほかは語られぬ真実もあることを。
(
芥川龍之介
)
14.
仕事を持っている女は(男もそうだが)、その仕事をしている時が一番美しい。
(
織田作之助
)
15.
我は氷の奥にあるものに同感す、
その剣のごときものの中にある熱情を感ず
(
室生犀星
)
16.
子供に対する母親の愛はもっとも利己心のない愛である。
が、利己心のない愛は必ずしも子供の養育に最も適したものではない。
(
芥川龍之介
)
17.
女はとかく多弁でいけない。
人間も猫くらい沈黙であるといい。
(
夏目漱石
)
18.
花が咲いたら其(そ)れをば二人同じような心持で眺めたい。
蝶が飛んだら二人して其れを追いたい。
然(しか)らずば花が咲いても蝶が飛んでも、世は枯葉の翻(ひるがえ)る秋の夕暮に均(ひと)しいではないか。
(
永井荷風
)
19.
敵への怒りは、劣弱者が優勢者に対する権力感情の発揚である。
(
萩原朔太郎
)
20.
人間に忘却と、それに伴う過去の美化がなかったら、人間はどうして生に耐えることができるだろう。
(
三島由紀夫
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ