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今日の
日本の文豪の名言
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6月5日
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1.
自己嫌悪がないという事は、その人が自己を熱愛する事のない証拠である。
自己に冷淡であるからだ。
(
志賀直哉
)
2.
毎日掃いても落葉が溜まる。
これが取りも直さず人生である。
(
田山花袋
)
3.
私は悪人です、と言うのは、私は善人です、と言うことよりもずるい。
(
坂口安吾
)
4.
女人は我々男子には
正(まさ)に人生そのものである。
即ち諸悪の根源である。
(
芥川龍之介
)
5.
人間、本当に生きようと思って、実際にその生きることに情熱を感じて仕事をしていれば、金というものは付随的についてくるものです。
(
山本周五郎
)
6.
この世で経験することは、なに一つ空しいものはない、歓びも悲しみも、みんな我々によく生きることを教えてくれる。
(
山本周五郎
)
7.
そういう信仰家という者は世間にたくさんあるものだよ。
外では悪いことを仕て来ながら、家へはいるとすぐお念仏。
眼では悪魔のすることを捜しながら、お寺へ来ればすぐお念仏。
人を撲(なぐ)っても、後でお念仏さえいえば、罪障消滅、極楽往生、うたがいなしと信じている信心家だ。
こまるね、ああいうのは。
(
吉川英治
)
8.
人間は神が創ったということは僕は信じられない。
神が創ったものとしては人間は無情すぎ、不完全すぎる。
しかし自然が生んだとしたら、あまりに傑作すぎるように思えるのだ。
(
武者小路実篤
)
9.
いいと思った事は、どんな小さな事でもするがいい。
(
武者小路実篤
)
10.
四十歳五十歳という風に、十を境にして生涯を区切ることは、一種の便宜であり感傷であって、半ばは人間の緩怠(かんたい)の性癖に過ぎないだろう。
(
川端康成
)
11.
悲しみは堅いから、あまり堅いから (呑んだり噛んだりこなしたり)、人はひとつの悲しみから、いくつもの歌を考え出すのです。
(
佐藤春夫
)
12.
恋心というやつ、いくら罵りわめいたところで、おいそれと胸のとりでを出ていくものでありますまい。
(
夏目漱石
)
13.
人間はもっと間が抜けた方がいいね。
(
佐藤春夫
)
14.
芸術は「通俗」であってはならぬが、しかほど「俗悪」であっても良い。
人間自体が俗悪なものだから
(
坂口安吾
)
15.
男の世界は思いやりの世界である。
男の社会的な能力とは思いやりの能力である。
武士道の世界は、一見荒々しい世界のように見えながら、現代よりももっと緻密な人間同士の思いやりのうえに、精密に運営されていた。
(
三島由紀夫
)
16.
最も賢い生活は一時代の習慣を軽蔑しながら、しかもその又(また)習慣を少しも破らないように暮らすことである。
(
芥川龍之介
)
17.
人間は元来意気地のない肉体をもって生まれたものです。
肉体は苦痛を恐れ、死を恐れます。
(
武者小路実篤
)
18.
議論を吹っかける場合には、わざと隙間を拵(こさ)えておくほうが良いんです。
そうしないと敵が乗って来ないんです。
(
谷崎潤一郎
)
19.
「真面目になる」ということは、しばしば「憂鬱になる」ということの外(ほか)の、何のいい意味でもありはしない。
(
萩原朔太郎
)
20.
恋愛は芸術である。
血と肉とを以って作られる最高の芸術である。
(
谷崎潤一郎
)
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