名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
6月2日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
表面を作る者を世人は偽善者という。
偽善者でも何でもよい。
表面を作るという事は内部を改良する一種の方法である。
(
夏目漱石
)
2.
偉(すぐ)れた人間の仕事──する事、言う事、書く事、何でもいいが、それに触れるのは実に愉快なものだ。
(
志賀直哉
)
3.
人間は閑適の境界に立たなくては不幸だ。
(
夏目漱石
)
4.
一人の喜びは、
決して一人のみに
限られたものではない
(
室生犀星
)
5.
凡(すべ)ての創口(きずぐち)を癒合(ゆごう)するものは時日(じじつ)である。
(
夏目漱石
)
6.
我々に武器を執(と)らしめるものは、いつも敵に対する恐怖である。
しかもしばしば実在しない架空の敵に対する恐怖である。
(
芥川龍之介
)
7.
仕事は手段にあらずして目的だ。
(
志賀直哉
)
8.
鈍感な人たちは、
血が流れなければ狼狽しない。
が、血の流れたときは、
悲劇は終わってしまったあとなのである。
(
三島由紀夫
)
9.
生命尊重のみで、魂は死んでもよいのか。
(
三島由紀夫
)
10.
他の親切は、その当時にこそ余計なお世話に見えるが、後になると、もういっぺんうるさく干渉してもらいたい時期が来るものである。
(
夏目漱石
)
11.
富と功名!
これ実に誘惑なり。
吾(われ)は日々この誘惑に出あう。
(
国木田独歩
)
12.
人間というやつは、いま死ぬという土壇場にならないと、気のつかないことがいろいろある。
(
山本周五郎
)
13.
生命(いのち)だけは、終わる時、捨てる時が最も難しい。
(
吉川英治
)
14.
神を恐るる癖に人を恐れず。
今の世の豪商とか金満家と云(い)うものは常に恐れつつある。
何を恐れつつあるかと云えば金を失う事と権力を失う事を恐れつつある。
金は何の為に失うか。
権力は何の為に失うか。
彼等をして金と権力を失はしむるものは何であるか。
──人である。
(
夏目漱石
)
15.
若き二十のころなれや
三年がほどはかよひしも
酒、歌、煙草、また女
外(ほか)に学びしこともなし
(
佐藤春夫
)
16.
馬鹿なものは独身の間は結婚した時のよろこびを空想し、結婚すると独身の時のよろこびを空想する。
(
武者小路実篤
)
17.
運命に従順な人間の姿は奇妙に美しいものである。
(
坂口安吾
)
18.
人生は一行のボオドレエルにも若(し)かない。
(
芥川龍之介
)
19.
運命は、波のように、自分達を規則正しく訪れてくれるのだが、自分達はそれを千に一つも生かすことができないのだ。
(
武者小路実篤
)
20.
善悪の区別は集団生活の約束から生まれたもので、「人間」そのものをつきつめて考えれば、そういう区別は存在しない。
(
山本周五郎
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ