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1−100
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101−127
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101.
自分に影響を与えたものごとや自分にすり込まれたことのなかには、
ある時点で、
「もう結構。
これからは自分のやり方でいきます」
と言わねばならないものがあったとは思わない?
僕は根っから権威というものが嫌いなので、
しまいにはいつも反抗することになったと思う。
僕は自分がある解釈のスタイルを採用することや、
ある知的な傾向を帯びるということに、
きわめて意識的だった。
(
エドワード・サイード
)
(
Edward Said
)
102.
日本人は終わりを重視する。
ということは、
はじめをおろそかにする傾向を内在させている、
ということである。
そのために、外国の思想、学術をうまく移入することができなかったところがあると思われる。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
103.
若く美しい女に価値を置き、年をとった女性を差別し、蔑視するという心の傾向は、プリンセス童話のなかに、若いお姫様といじわるで年老いた魔女の対立というすがたであらわれている。
若い女性は自分を白雪姫の側においているが、実は、その後半生では魔女の側に入る。
(
若桑みどり
)
(
Wakakuwa Midori
)
104.
散文に一種の神秘性に近いものをもとめる傾向は、
千年にわたって
中国の文章および文章に関する思想の影響をうけてきただけに、
日本ではすくなくとも
ヨーロッパ語圏よりも濃厚かもしれない。
(
司馬遼太郎
)
(
Shiba Ryoutarou
)
105.
私たちには、現在ということばを比較的安易に使う傾向があります。
ゲンザイと片仮名にしてゆっくり発音してみますとすぐ解るように、このことばそのものが、発音した瞬間に一語ずつ過去になってゆきます。
(
阿部謹也
)
(
Abe Kinya
)
106.
人は事物を、
まったく新奇なものとまったく既知のものとの二種類に分かつ場合には、
判断を停止する傾向がある。
新しい中間的カテゴリーが浮かび上がってきて、
そのために(=それによって)我々ははじめて
見る新しい事物を、
既知の事物の変形にすぎないと考えることができるようになるからである。
(
エドワード・サイード
)
(
Edward Said
)
107.
一体、頭がいいとか悪いとかいう様な言葉は、
恐らく昔はなかったので、
抽象とか理論とかに関する能力如何(いかん)に準じて、
人間の頭を品評する傾向が強くなって、
はじめて現れた不健全な言葉ではないかと思われる。
……
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(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
108.
全体主義社会、
とりわけその極端な変形は、
公的なものと私的なものとの境界を
廃絶する傾向を見せる。
ますます不透明になる権力によって、
市民の生活がこのうえもなく透明になることが求められる。
秘密のない生活というこの理想に、
模範的な家族という理想が対応するのである。
(
ミラン・クンデラ
)
(
Milan Kundera
)
109.
われわれは、未成熟を単なる欠如とみなし、成長を未成熟と成熟との間の間隙を埋めるものとみなす傾向があるが、この傾向は、児童期を、その本質においてとらえないで、他との比較においてとらえることによる。
(
ジョン・デューイ
)
(
John Dewey
)
110.
今日(こんにち)の新作家で、
青春というものを大切にして、
充分にその秘密を生きて、
はっきりとした里程標(りていひょう)を建てて置こうと努力している作家が少いのは
厭(いや)な傾向だ。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
111.
今の政治家などは、
実は文化の進展と交渉の最も浅い階級と言ってよい。
一つの証拠を出してみるならば、
学問文章その他一切の技芸の
ことごとく中央に集注しようとする傾向である。
(
柳田国男〔柳田國男〕
)
(
Yanagida Kunio
)
112.
あまり内容のまとまりがきっちりしておらず、
いくらか完結性に欠ける文章にも
余情を感じる傾向がある。
……
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(
中村明
)
(
Nakamura Akira
)
113.
本来もっている自然的な傾向というのは
(伸ばそうと)言わなくてもいい。
むしろそれは自家中毒を起こしやすい。
……
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(
丸山眞男〔丸山真男〕
)
(
Maruyama Masao
)
114.
われわれは、ともすると
前代の世界や自分たちより下層の社会に生きる人々を
卑小に見たがる傾向がつよい。
それで一種の悲痛感を持ちたがるものだが、
御本人たちの立場や考え方に立って見ることも必要ではないかと思う。
……
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(
宮本常一
)
(
Miyamoto Tsuneichi
)
115.
人生の原本性は
自由に根ざしている。
自由とは
無からの創造を意味している。
そして自由の観念が人生観の基調を成して
初めて人間は本当に生きることができるのである。
(
九鬼周造
)
(
Kuki Shuuzou
)
116.
ある人がどの種類の感覚をより強く感受しやすい傾向にあるかということを、私たちは個性とか人格とか「私」と呼んで区別しているにすぎない。
それぞれの人がそれぞれの感受の仕方で、宇宙の諸部分を分有している光景が見えてくる。
(
池田晶子
)
(
Ikeda Akiko
)
117.
人間は、理性が高く尊重に値すると表象する義務のあらゆる命令に対して、自分自身の内に強い抵抗を感じるものだが、それは、その満足が全体として幸福という名で一括されている、自らの欲望と傾向性がもっている抵抗なのである。
(
カント
)
(
Immanuel Kant
)
118.
野蛮とは解体への傾向である。
だからあらゆる野蛮な時代は、人間が分散した時代、分散し敵対し合う小集団がうごめいた時代であった。
……
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(
オルテガ・イ・ガセット
)
(
Ortega Y. Gasset
)
119.
本来あるもの(=自然的な傾向)なら、
放っておいても生長するから大丈夫です。
欠如している、あるいは不足している面を
強調しなければいけない。
……
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(
丸山眞男〔丸山真男〕
)
(
Maruyama Masao
)
120.
勢力の交替が起こりそうなとき、
人間はまず対抗意識を持って、
異質性を見いだし、
そこに問題があると考えてしまう傾向があります。
……
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(
高坂正堯
)
(
Kousaka Masataka
)
121.
ほとんど世界中どこにおいても、
人間の集団は
自分たちの母国を
世界の中心と見なす傾向がある。
……
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(
イーフー・トゥアン
)
(
Yifu Tuan
)
122.
(自分の)力の及ばないものについて
くよくよ考える傾向を抑えるためには、
人生のさまざまの要素を、
まったくコントロールが及ばないもの、
完全にコントロールが及ぶもの、
そして完全ではないがある程度はコントロールが及ぶもの
の三つに仕分けする。
……
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(
ウィリアム・B・アーヴァイン
)
(
William B. Irvine
)
123.
人間というものは、
自分の思考は深くて、
自分とは違う別な思考は浅薄なものである
と理解する傾向を持っています。
その際人間は
他人の議論には無関心になるので、
たやすく独断論の立場に陥ります。
(
テオドール・W・アドルノ
)
(
Theodor W. Adorno
)
124.
ロマンチックな傾向や苦しみは青春特有のもので、
すべては年とともに単純になります。
……
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(
バルテュス
)
(
Balthus
)
125.
独自性ということの根っこを洗っていくと、
優越感に行き着く。
われわれは
周りに比べて、何か自分が優越している
という気持ちを持つことに、
気の張り(=張り合い)を求める傾向がある。
(
谷沢永一
)
(
Tanizawa Eiichi
)
126.
洞察力というのは
創造性を持ち、
ある程度まで直感的で、
時として現状打破の傾向を帯びているので、
そこから生まれる計画は、
分析的な観点からはつじつまの合わないことさえある。
しかしそうした創造的な要素を持つ計画だからこそ、
異常なまでの競争力を備えた戦略が生まれてくるのだ。
(
大前研一
)
(
Oomae Kenichi
)
127.
どうも、同じクラスの者は大学を出てからも、仲の良いくせにつまらないところで張合って喧嘩をしたがる傾向がある。
(
太宰治
)
(
Dazai Osamu
)
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