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[ 名言 ]
我らをしていつも婦人に聴き惚らしめよ。
かれらの実体に近よることなく、
かれらの床(ゆか)しき匂ひとめろぢいに就(つ)いてのみ、
いつも蜜のやうな情熱の思慕をよさしめよ。

[ 出典 ]
萩原朔太郎[はぎわら・さくたろう]
(大正〜昭和の詩人・作家、1886〜1942)
詩「婦人と雨」
『新しき欲情』、散文詩集『宿命』

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[ 補足 ]
※原文漢字表記は、「濕(うるお)ひ」「點點(てんてん)」「音樂(おんがく)」「實體(じったい)」「聽(き)き」「雨氣(うき)」

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[ 全文・続き ]
〈全文〉
しとしとと降る雨の中を、
かすかに匂つてゐる菜種のやうで、
げにやさしくも濃(こま)やかな情緒がそこにある。
ああ婦人!
婦人の側らに坐つてゐるとき、
私の思惟(しい)は湿(うるお)ひにぬれ、
胸はなまめかしい香水の匂ひにひたる。
__ Link __

げに婦人は生活の窓にふる雨のやうなものだ。
そこに窓の硝子を距(へだ)てて雨景をみる。
けぶれる柳の情緒ある世界をみる。
ああ婦人は窓にふる雨の点点、
しめやかな音楽のめろぢいのやうなものだ。
__ Link __

我らをしていつも婦人に聴き惚らしめよ。
かれらの実体に近よることなく、
かれらの床(ゆか)しき匂ひとめろぢいに就(つ)いてのみ、
いつも蜜のやうな情熱の思慕をよさしめよ。
__ Link __

ああこの湿(うるお)ひのある雨気の中で、
婦人らの濃(こま)やかな吐息をかんず。
婦人は雨のやうなものだ。
__ Link __


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