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［ 名言 ］
必要不必要ばかりが世の中の唯一の標準では堪(たま)らない。
第一大抵な奴は不必要な動物に違い無い。
［ 出典 ］
幸田露伴［こうだ・ろはん］
（明治〜昭和の小説家、1867〜1947）
『珍饌会』（南條竹則編）
【 幸田露伴の名言 】
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〈全文〉
必要不必要ばかりが世の中の唯一の標準では堪(たま)らない。
第一大抵な奴は不必要な動物に違い無い。
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蝨(しらみ)の不必要、蚊の不必要、蚤(のみ)の不必要とおなじく不必要の人間も少くはあるまいが、御手元拝見と来られて、貴殿は必要物か拙者は必要物かと論じる日には、国家に取って必要でござると威張れる人間は、そうたんとあるまい。
よしんば威張って呉(く)れたにした所で、それは自己存在の弁護に止まるのであるから、傍(はた)から認めない以上は何の権威もないことだろう。
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［ ランダム名言 ］
1.
試練を乗り越えられないのなら、くぐっていけばいい。
（ 作者不詳 ）
2.
微笑は、する者にも見る者にも、上品でよいものだ。
（ 太宰治 ）
3.
音楽はいつの時代も世の中を反映しているものだよ。
例えばブルースがそうで、
ブルースにこそ音楽の一端がある。
（ ジミ・ヘンドリックス ）
4.
もっと知りたい、もっと学びたい……
こうした好奇心を失わないことで、
人はどんどん成長していくのだと思う。
（ イアン・ソープ ）
5.
若い医者と老いた散髪屋には気をつけろ。
（ ベンジャミン・フランクリン ）
6.
人生は無限に深い。
われわれの知らないどれほどの多くの真理が、美が、あるいは人間がかくれているかわからない。
それを放棄してはならぬ。
（ 亀井勝一郎 ）
7.
エチケットなどというものは、
俗の俗なるもので、
その人の偉さとは何の関係もないのである。
（ 三島由紀夫 ）
8.
幸福は閑暇にこそあると思われる。
なぜなら、われわれは閑暇を得るために働き、平和の裡(うち)にすごさんがために戦争するからである。
（ アリストテレス ）
9.
借りる時はいとこ、返す時は淫売の子。
（ アントワーヌ・ロワゼル ）
10.
いちばん弱い人が、いちばん汚れた空気を吸っている。
（ 広告コピー ）
11.
（乗っている）氷が割れるまで、誰が君の友であるかわからないだろう。
（ イヌイットのことわざ ）
12.
仕事をすでに始めた人は、
もう、半分やりとげたも同然である。
（ ホラティウス ）
（ 始めてしまえば（取りかかれば）半分終わったも同然 ）
13.
死について考えるということは、
どう生きるかを自分に問うこと。
（ 山田泉 ）
14.
雨の降っているうちに水がめを満たせ。
（ トルコのことわざ・格言 ）
15.
回教徒が寺院に入るとき靴を脱ぐように、
私は仕事中、ドアの外に肉体を置いてくる。
（ パブロ・ピカソ ）
16.
丘の上に住む人々が、谷底に住む人々のルールを決めるべきではない。
（ シュリ・クリシャン・カント ）
17.
人生は地獄よりも地獄的である。
（ 芥川龍之介 ）
18.
ただ、いっさいは過ぎていきます。
自分が今まで阿鼻叫喚で生きてきた、いわゆる人間の世界において、たった一つ、真理らしく思われたのは、それだけでした。
（ 太宰治 ）
19.
そのうちに、わるい文学は、はたと読まれなくなる。
民衆という混沌(こんとん)の怪物は、
その点、正確である。
（ 太宰治 ）
20.
人の性質は、永久に前に進めるわけではない。
引き潮があり、差し潮がある。
（ ニーチェ ）
21.
幸福な人間とは、自分の人生の終わりを始めにつなぐことのできる人のことである。
（ ゲーテ ）
22.
（子どもは）成績は悪くても、（物事に）疑いを持ったほうがよい。
（ 塩野七生 ）
23.
ほんのちょっとした無駄話の中にも、自分ではあまりしないような発想や気づかなかったおもしろい見方が隠されていることがある。
とくに自分とはまったく考え方の違う人が話す内容（意見や体験、世間話など）には聴く価値のある場合がある。
（ 堀場雅夫 ）
24.
薄紅葉(うすもみじ)近づきすぎて見失ふ
（ 稲畑汀子 ）
25.
人間の最も悲惨な状態、それは侮辱されることに慣れていくことである。
（ 貝原益軒 ）
26.
読むひまもなくて、読めなくて、
でもね、これは読みたい、
って思っている本がいつも胸に少しずつある、少しでもある、
そういう人はやっぱり、
考える世界とか、高い世界、文化、そういう世界へ近いっていう気がするんです。
（ 大村はま ）
27.
大根は、いくら食べ過ぎてもあたる心配はないから、
ヘタな役者を「大根役者」と言うのだ
とはよく知られた説ですが、
正確には、大根があたらないのではなく、
大根といっしょに食べるとあたらない
と解すべきだそうです。
（ 杉浦日向子 ）
28.
物の置き場所を
ちょっとだけ変えると、
ちょっとだけ
過ごしやすくなったりして、
そのちょっとした変化が、
ちょっとだけ嬉しい。
（ 七瀬音弥 ）
29.
人生は恐れを知らぬ冒険か、無のどちらかである。
（ ヘレン・ケラー ）
30.
明日は何を為すべきか。
これは今日のうちに考えておかなければならぬ唯一のものである。
（ 石川啄木 ）
31.
（絵画の）マイスターたちは、
何でも無いものを、
主観に依(よ)って美しく創造し、
或(ある)いは醜いものに嘔吐をもよおしながらも、
それに対する興味を隠さず、
表現のよろこびにひたっている、
つまり、人の思惑に少しもたよっていないらしい。
（ 太宰治 ）
32.
女とその下僕(しもべ)が心を合わせたら、
一ダースの悪魔を欺くことができる。
（ ことわざ ）
33.
負けるにきまっているものを、陰でこそこそ、負けるぞ負けるぞ、と自分ひとり知ってるような顔で囁(ささや)いて歩いている人の顔も、あんまり高潔でない。
（ 太宰治 ）
34.
私たちがいま「確たる証拠」と考えるような「物証」なるものが、
それだけで独立して重視されるようになったのは、
近代になってからなのである。
その前はどうなっていたかというと、
真理は証言によって明らかにされ、保証されていた。
（ 重田園江 ）
35.
身体の歴史の一般的無視は、
精神を重んじ、身体を卑しむ
西欧の伝統的な価値観からきており、
女性は「身体そのもの」であると定義されたために、
歴史のなかで卑しまれてきた。
（ 若桑みどり ）
36.
我が心牛の心と耕しぬ
（ 安斎桜かい子 ）
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