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猫は僕の趣味ではない。
いつの間にか生活になくてはならない優しい伴侶になっているのだ。 猫は冷淡で薄情だとされる。 そう云われるのは、猫の性質が正直すぎるからなのだ。 猫は決して自分の心に染まぬことをしない。 大佛次郎[おさらぎ・じろう]
[大仏次郎] (昭和の作家・小説家、1897〜1973) 『猫のいる日々』
〈関連文〉
私がネコをかわいがるのを知って、どこからとなく家の外にきてネコを捨てて行く者がある。 一匹二匹のネコならよいが、ネコが十匹以上となっては、いくらネコ好きでも迷惑で毎日の苦労になる。 私はネコのノイローゼである。 仕事をしていると外に捨てられた小ネコの泣き声がする。 もう、仕事に手がつかず、本を読んでも頭にはいらない。 罪深い話である。 いやなら、よそへ捨てればいいと考えるのだろうが、それなら選んで私の家の外に捨てて困らせてくれなくともよい。
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( アントニー・デュ・セント )
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( 『酔古堂剣掃』 )
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