|
ある個人の存在が深くかかわってくるとき、そこには、同じことは起こらなくなってくるし、まさにそのときに、(忠告においては)その人にのみ通じる正しいことが要求され、それは、一般に人が考えつく、100%正しいこととは、まったく内容を異にするのである。
河合隼雄[かわい・はやお]
(臨床心理学者、元文化庁長官、1928〜2007) 『こころの処方箋』 〈全文〉
100%正しい忠告はまず役に立たない __ Link __ ともかく正しいこと、しかも、100%正しいことを言うのが好きな人がいる。 (中略)もちろん、正しいことを言ってはいけないなどということはない。 しかし、それはまず役に立たないことくらいは知っておくべきである。 (中略)ひょっとすると(自分の忠告によって相手が)失敗するかもしれぬ。 しかし、この際はこれだという決意をもってするから、忠告も生きてくる。 __ Link __ 己をかけることもなく、責任を取る気も無く、100%正しいことを言うだけで、人の役に立とうとするのは虫がよすぎる。 __ Link __ そんな忠告によって人間がよくなるのだったら、その100%正しい忠告を、まず自分自身に適用してみるとよい。 「もっと働きなさい」とか、「酒をやめよう」などと自分に言ってみても、それほど効果があるものではないことは、すぐわかるだろう。 __ Link __ (中略)100%正しい忠告は、まず役に立たないが、ある時、ある人に役立った忠告が、100%正しいとは言い難いことも、もちろんである。 __ Link __ 考えてみると当たり前のことだが、ひとつの忠告が役立つと、人間は嬉しくなってそれを普遍的真理のように思いがちである。 __ Link __ (中略)ある個人の存在が深くかかわってくるとき、そこには、同じことは起こらなくなってくるし、まさにそのときに、その人にのみ通じる正しいことが要求され、それは、一般に人が考えつく、100%正しいこととは、まったく内容を異にするのである。 __ Link __
1.
2.
3.
4.
5.
( 鈴木清一 )
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
( G・J・ネーサン )
24.
25.
26.
27.
28.
29.
30.
31.
32.
33.
34.
35.
36.
【 伊藤比呂美 】
【 ジョナサン・スウィフト 】 【 榊原英資 】 【 古田晁 】 【 ヨハン・ゴットフリート・ヘルダー 】 【 チャールズ・ケタリング 】 【 別役実 】 【 カール・ポパー 】 【 フィリップ・ブーヴァール 】 【 中村真一郎 】 【 大沢啓二 】 【 東海林のり子 】 【 ポール・ニューマン 】 【 ジャン=フランソワ・ミレー 】 【 南部樹未子 】 【 人生の一部 】
【 乳のよく出る牛(雌牛) 】 【 眼差しに表れる 】 【 愛のないことを隠す 】 【 大自然の法則 】 【 他人の喜び 】 【 大きな損 】 【 魚が大きく育つ 】 【 初めから希望を持たない 】 【 心の機微 】 【 ユーモアセンスの持ち主 】 【 心理状態 】 【 信頼できる友人は宝 】
|