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[ 名言 ]
一トンの塩とおなじで、
相手の、目に見えない襞(ひだ)は、
相手を理解したいと思いつづける人間にだけ、
ほんの少しずつ、開かれる。
(要約)

[ 出典 ]
須賀敦子[すが・あつこ]
(随筆家、イタリア文学者、翻訳家、1929〜1998)
『塩一トンの読書』

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[ 全文・続き ]
〈全文〉
長いことつきあっている人でも、
なにかの拍子に、
あっと思うようなことがあって
衝撃を受けるように、
古典には、
目に見えない無数の襞(ひだ)が隠されていて、
読み返すたびに、
それまで見えなかった襞がふいに見えてくることがある。
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しかも、一トンの塩とおなじで、
その襞(ひだ)は、
相手を理解したいと思いつづける人間にだけ、
ほんの少しずつ、開かれる。
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