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私たちはただ、
過去を変えることができるようになるためにのみ、 未来の主人になりたがるのだ。 私たちが闘うのは、 暗室にはいり込んで、 伝記や〈歴史〉を書き直すためなのである。 ミラン・クンデラ
(20世紀フランスの作家、文学評論家、チェコスロバキア出身、1929〜2023) 『笑いと忘却の書』(西永良成訳)
〈全文〉
よく人は、 よりよき未来をつくるなどと叫ぶが、 それは違う。 未来とはただ、 だれの関心もひかないような、 つまらぬ空虚にすぎない。 __ Link __ しかし過去は 生命に溢(あふ)れ、 その顔は、 私たちが過去を破壊するか書き直したいと思うほどにも、 私たちを苛立(いらだ)たせ、反抗させ、傷つける。 __ Link __ 私たちはただ、 過去を変えることができるようになるためにのみ、 未来の主人になりたがるのだ。 私たちが闘うのは、 暗室にはいり込んで、 伝記や〈歴史〉を書き直すためなのである。 __ Link __
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