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[ 名言 ]
たとえ、どんなに悲しくとも、
十七音の字面(じづら)に悲しさが顔を出しては、
俳句らしさは死んでしまう。
外形的には
どこにも悲しさや、それに類する言葉の姿が見えないでいて、
一見いかにも、
花鳥風月に遊んでいるようでありながら、
しかも、空間から惻々(そくそく)たる哀愁が迫ってくる、
というのが俳句の叙情である。

[ 出典 ]
外山滋比古[とやま・しげひこ]
(英文学者・言語学者・評論家・エッセイスト、1923〜2020)
『俳句的』

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[ 補足 ]
※字面(じづら)=�@書かれた文字の構成や字配りから受ける視覚的な感じ。
�B転じて、書かれた文章の表面的な意味。

※惻々(そくそく)=いたましいさま。
かわいそうに思うさま。
悲しみいたむさま。
あわれみ悲しむさま。

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