中年期に入って来ると、
人は(中略)主観を捨てないまでも、 自己と対立する世界を認め、 人生の現実世相を、客観的に傍観することの 余裕を得て来るので、 彼自身の生きることに、 段々味のある楽しみが加わって来る。 萩原朔太郎[はぎわら・さくたろう]
(大正〜昭和の詩人・作家、1886〜1942) 「老年と人生」 清岡卓行編『猫町 他十七篇』に収載 【 萩原朔太郎の名言 】
〈全文〉
青年の考える人生というものは、 常に主観の情念にのみ固執しているところの、 極めて偏狭なモノマニア的のものである。 彼らは何事かを思い詰めると、 狂人の如くその一念に凝り固まり、 理想に淫(いん)して 現実を忘却してしまうために、 遂(つい)には身の破綻(はたん)を招き、 狂気か自殺かの絶対死地に追い詰められる。 __ Link __ そこで詩人が歌うように、 若き日には物皆悲しく、 生きることそれ自体が、 既に耐えがたい苦悩なのである。 然(しか)るに中年期に入って来ると、 人は漸(ようや)くこうした病症から解脱(げだつ)してくる。 彼らは主観を捨てないまでも、 自己と対立する世界を認め、 人生の現実世相を、客観的に傍観することの 余裕を得て来るので、 彼自身の生きることに、 段々味のある楽しみが加わって来る。 __ Link __ その上どんな人間でも、四十歳五十歳の年になれば、おのずから相当の蓄財と社会的地位が出来て来るので、一層心に余裕ができ、ゆったりした気持ちで生を楽しむことができるのである。
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( 『三略』 )
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( )
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( 稲垣足穂 )
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( 瀬戸内寂聴 )
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( レーニン )
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( マハトマ・ガンジー )
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( シェーファー )
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( 洪応明 )
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( 本田健 )
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( 中島らも )
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( ミゲル・デ・セルバンテス )
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( トーマス・カーライル )
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( 安藤忠雄 )
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( ホレス・ウォルポール )
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( 作者不詳 )
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( 綾戸智絵 )
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( フランスのある老数学者の言葉 )
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( 岡本敏子 )
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将棋は厳然と勝ち負けの結果が出る。
「道」や「芸」の世界に走ると言い逃れができる。 だが、それは甘えだ。 勝負に負けたけれど、芸や道では勝ったとか。 私は、厳しいがドライに割り切って考えるべきだと思っている。
( 羽生善治 )
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( 与謝蕪村 )
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( 三橋鷹女 )
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( サミュエル・ジョンソン )
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( 中村天風 )
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( マーク・トウェイン )
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( デール・カーネギー )
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( 井上ひさし )
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( 村上春樹 )
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( アンドリュー・カーネギー )
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( 小出義雄 )
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( 山口千尋 )
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( フェルディナン・フォシュ )
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( ヘンリー・ミラー )
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( エマーソン )
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( 神田昌典 )
【 田村隆 】
【 中村雅俊 】 【 ヘンリー・ムーア 】 【 安田理深 】 【 リカルド・ディエス=ホフライトネル 】 【 フランソワ・ラブレー 】 【 レオナルド・ダ・ヴィンチ 】 【 アーノルド・バイザー 】 【 芳村思風 】 【 アンドレ・プットマン 】 【 ジャン・コスト 】 【 マージョリー・キナン・ローリングス 】 【 曹操孟徳 】 【 ディオニュシウス・カトー 】 【 小川三夫 】 【 格好悪さに耐える 】
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