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人間の存在価値は
完全であることにあるのではなく、 (人間は)不完全であり その不完全さを克服しようとするところにあるのだ。 高野悦子[たかの・えつこ]
(20歳で自殺した学生運動家、1949〜1969) 『二十歳の原点』 ※「(人間は)」は七瀬音弥による補足
〈全文〉
人間は完全なる存在ではないのだ。 不完全さをいつも背負っている。 __ Link __ 人間の存在価値は 完全であることにあるのではなく、 (人間は)不完全であり その不完全さを克服しようとするところにあるのだ。 人間は未熟なのである。 __ Link __ 個々の人間のもつ不完全さはいろいろあるにしても、 人間がその不完全さを克服しようとする時点では、 それぞれの人間は同じ価値をもつ。 そこには生命の発露があるのだ。 __ Link __
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