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今日の
詩作品の名言
☆ ３月１６日 ☆
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1.
子供は、
辛抱強さを見て育つと、
耐えることを学ぶ。
（ ドロシー・ロー・ノルト ）
2.
ことばは感情の道具とはちがう。
悲しいということばは、
悲しみを表現しうるだろうか？
（ 長田弘 ）
3.
結局、良心の基準以上の、何もないのだ。
（ 長田弘 ）
4.
自愛は現在の意識で当面の利益を見、
理性は未来と結果を考える。
（ アレキサンダー・ポープ ）
5.
たしかに僕の胸は無限の青空のようだ。
たしかに僕の胸は無限に突進んで行けそうだ。
僕をとりまく世界が割れていて、
僕のいる世界が悲惨で、
僕を圧倒し僕を破滅に導こうとしても、
僕は……。
（ 原民喜 ）
6.
なんにも無いから　すべてが有るのだ
（ まどみちお ）
7.
ときには、木々の光りを浴びて、
言葉を深呼吸することが必要だ。
（ 長田弘 ）
8.
思うまま言葉を走らすことはできない。
いつだって言葉がひとを走らせるのだ。
（ 長田弘 ）
9.
言葉が語ることのできないものがある。
それは沈黙しか語ることができない。
（ 長田弘 ）
10.
ああ　このちきゅうの　うえでは
こんなに　だいじに
まもられているのだ
どんなものが　どんなところに
いるときにも

その「いること」こそが
なににも　まして
すばらしいこと　として
（ まどみちお ）
11.
相手があることじゃけんのう
こっちの思うようにはならんのう
（ 相田みつを ）
12.
人の身の上に起ることは
我が身にも起りうること
よその国に吹き荒れる嵐は
この国にも吹き荒れるかもしれないもの
（ 茨木のり子 ）
13.
気がつくといつもそこにあるのが大きな樹です。
いまわたしたちが生まれる前からそこにあって、いまのわたしたちが死んだ後もきっとそこにあるだろう樹。
それが樹自身が示している、樹の在り方です。
（ 長田弘 ）
14.
こんにちは、と言う。ありがとう、と言う。
結局、人生で言えることはそれだけだ。
（ 長田弘 ）
15.
うれしい気持と
くやしい気持ち。
両方あるから
つづいてんのかな。
（ 神岡学 ）
16.
いつの世にも、樹は画家たちによって、それこそ描き尽くされるくらい、描きつづけられてきた。
どんなに遠くまでいっても、未知の驚きはないと思われてもきた。
違っていた。
まだほんとうの驚きがあった。
ずっと身近なところに。
誰もが経験できるところに。
樹下に。
（ 長田弘 ）
17.
欲はなく
決して怒(いか)らず
いつも静かに笑っている
（ 宮沢賢治 ）
18.
天国と地上に動くもの、
自然が奥深い隠れた場所で創り出すもの、
その秘密を私は聞き、
明らかにする。
自由な詩人の力を束縛するものは何もない。
（ シラー ）
19.
水仙は人に見せようと思って
咲くわけじゃないんだなあ
ただ咲くだけ
ただひたすら……
人が見ようが見まいが
そんなことおかまいなし
ただ　いのちいっぱいに
自分の花を咲かすだけ
自分の花を──
（ 相田みつを ）
20.
幸せになろうとして富を求めたのに、
賢明であるようにと貧しさを授かった。
（ 南部連合の無名兵士 ）
21.
あるときは　追うに疲るる　みずからの　骨のきしみ　肉のうめきさえ　きこゆるぞ
だが　ゆかねばならぬ　ゆかねばならぬ
（ 八木重吉 ）
22.
無理してよろこぶな
理屈でよろこぶな
自然によろこべる時に
よろこべ。
（ 武者小路実篤 ）
23.
我は張り詰めたる氷を愛す。
斯(かか)る切なき思ひを愛す。
我はその虹のごとく輝けるを見たり。
斯る花にあらざる花を愛す。
（ 室生犀星 ）
24.
どうしたら　このこの　てだすけができるだろう。
あったことが　なくても　このこは　ともだち。
（ 谷川俊太郎 ）
25.
どうしても忘れてしまう
記憶だけが人間をつくっているのだということさえ
だからきっと人間は本当は歴史のうちに生きてはいないのだ
限りない流血も人を賢くしない
（ 谷川俊太郎 ）
26.
人間は努力をしているかぎり、
これでいい、これで満点、
なんてことはありません。
いつでも未完成、不完全です。
（ 相田みつを ）
27.
妻
ひょっとして　これは
私のために生まれてきてくれた
女ではなかったか
あんまり　身近にいてくれるので
気づかずにきたのだが…
（ 東井義雄 ）
28.
ときには、二〇歳の青年よりも六〇歳の人に青春がある。
（ サミュエル・ウルマン ）
29.
自分の個性を手放すことにより
それを倍にすること、
それが「愛」である。
（ テオフィル・ゴーティエ ）
30.
「明日は、明日こそは」と、
人は人生を慰める。
この「明日」が、
彼を墓場に送り込むその日まで。
（ ツルゲーネフ ）
31.
道ができている場所では、
わたしはわたしの道を失う。
（ タゴール ）
32.
人生は
意志が先　意味は後、
ぼくが創っていく。
（ 神岡学 ）
33.
生きるいのちがそのまま時間
生きた時間がそのままいのち
自己のいのちと時間はいつでも一ツ
（ 相田みつを ）
34.
木はたしかにわめかないが
木は
愛そのものだ
それでなかったら小鳥が飛んできて
枝にとまるはずがない
正義そのものだ
それでなかったら地下水を根から吸いあげて
空にかえすはずがない
（ 田村隆一 ）
35.
苦のない人生など
無意味と
合点しながら
私は相変わらず
楽がしたくて
ウロウロしている
（ 浅田正作 ）
36.
大空に、四方八方開けた静かな展望台、それが学校だ。
日々、感受性に生気をみなぎらせる、それが教育だ。
（ 長田弘 ）
37.
日々の悦びをつくるのは、所有ではない。
（ 長田弘 ）
38.
私の作品は書でも詩でもありません。
私は書という形式を借りて、人間としての本来的なありよう、ほんとうの姿を語っているだけです。
（ 相田みつを ）
39.
話のための話はよそう。
それより黙っていよう。
最初に、静けさを集めるのだ。
（ 長田弘 ）
40.
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
（ 宮沢賢治 ）
41.
巨大に巨大に宇宙は膨(ふく)れ上る。
巨大に巨大に……。
僕はその巨大な宇宙に飛びついてやりたい。
僕の眼のなかには願望が燃え狂う。
僕の眼のなかに一切が燃え狂う。
（ 原民喜 ）
42.
住むと習慣は、おなじ言葉をもっている。
住む（inhabit）とは、
日々を過ごすこと。
日々を過ごすとは
習慣（habit）を生きること。
（ 長田弘 ）
43.
行為じゃない。
生の自由は存在なんだと。
（ 長田弘 ）
44.
トマトがねえ
トマトのままでいれば
ほんものなんだよ
トマトをメロンに
みせようとするから
にせものに
なるんだよ

みんなそれぞれに
ほんものなのに
骨を折って
にせものに
なりたがる
（ 相田みつを ）
45.
業(ごう)を　背負い
ここまできたが
これからは　業に背負われ
最後の旅をつづけます
（ 榎本栄一 ）
46.
飛行機が滑走していて、
地面からはなれられないような時、
まだ詩は生れない。
しかし地面からはなれた時、
詩になる。
（ 武者小路実篤 ）
47.
じぶんの人生は
じぶんできちんとつかわねばならない。
（ 長田弘 ）
48.
生きるとは、年をとるということだ。
死んだら、年をとらないのだ。
（ 長田弘 ）
49.
窓をあけて雨をみていると
なんにも要(い)らないから
こうしておだやかなきもちでいたいとおもう
（ 八木重吉 ）
50.
世界は、長い長い物語に似ていた。
物語には、主人公がいた。困難があり、
悲しみがあった。胸つぶれる思いもした。
途方もない空想を、笑うこともできた。
それから、大団円があり、結末があった。
大事なのは、上手に物語ることだった。
（ 長田弘 ）
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