名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
12月4日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
一般に人が酒をのむ目的は、心地のよい酩酊に入って忘我の恍惚を楽しむにある。
ところがある種の酒飲みは、飲酒によって全く反対になる。
(
萩原朔太郎
)
2.
僕の存在には貴方(あなた)が必要だ。
どうしても必要だ。
(
夏目漱石
)
3.
(雲雀(ひばり)は)のどかな春の日を鳴き尽くし、鳴きあかし、又鳴き暮らさなければ気が済まんと見える。
その上どこまでも登って行く、いつまでも登って行く。
雲雀は屹度(きっと)雲の中で死ぬに相違ない。
登り詰めた揚句(あげく)は、流れて雲に入(い)って、漂うているうちに形は消えてなくなって、只(ただ)声だけが空の裡(うち)に残るのかも知れない。
(
夏目漱石
)
4.
実に敵という敵の中で山の神ほど恐ろしい敵はない。
(
森鴎外
)
5.
人の肩の上に乗るのは無礼である。
且(か)つ危険である。
人の足をわが肩の上に載せるのは難儀である。
且つ腹が立つ。
(
夏目漱石
)
6.
我以外皆我師
(われいがい、みなわがし)
(
吉川英治
)
7.
何かにつけて青春が未来を喋々(ちょうちょう)するのは、ただ単に彼らがまだ未来をわがものにしていないからにすぎない。
何事かの放棄による所有、それこそは青春の知らぬ所有の秘訣だ。
(
三島由紀夫
)
8.
いささかの誤解も生まないような芸術は、はじめから二流品である。
(
三島由紀夫
)
9.
自分の要求することで自分の出来ないことを他人がした時には感謝せよ。
(
武者小路実篤
)
10.
人間はもっと間が抜けた方がいいね。
(
佐藤春夫
)
11.
禍(わざわい)はいつも幸福の仮面をかぶって待っている。
(
吉川英治
)
12.
何でも、断定することはいけない。
断定した時、そのものは、既に別なものになっている。
(
田山花袋
)
13.
男が家庭を持ちたいってのは、思いきり阿呆になれる場所がほしいからだ。
(
川端康成
)
14.
阿呆(あほう)はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。
(
芥川龍之介
)
15.
金(かね)のブルジョアがあるならば、時間のブルジョアという名もあっていい。
(
吉川英治
)
16.
釣(つり)の妙趣は、魚を多量に釣り上げる事にあるのでは無くて、釣糸を垂れながら静かに四季の風物を眺め楽しむ事にあるのだ。
(
幸田露伴
)
17.
色を見るものは形を見ず、形を見るものは質を見ず。
(
夏目漱石
)
18.
泣いてもらっても、悲しんでもらっても、慰めてもらっても、要するに、その身は独り死ななければならない。
(
田山花袋
)
19.
アイデンティティーとは指紋である。
最終的に一つあればいいんだ。
(
三島由紀夫
)
20.
古人は神の前に懺悔した。
今人は社会の前に懺悔している。
(
芥川龍之介
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ