名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
10月22日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
早く結婚しては不可(いけな)い。
男の側から世に此上(このうえ)の美人は無いと云う位な人の妻と、其(そ)れ程ではない処女(むすめ)とを比較(くら)べて見て、何(いず)れがより強い空想を起こさせるか。
男の魔力も其れと同じ事だ。
(
永井荷風
)
2.
いい馬はムチを当てられる前に気配で走る。
バカな馬は、ムチを当てられて痛いので走る。
もっとしょうもない馬は、それでも走らない。
(
幸田露伴
)
3.
恋愛というものは常に一時の幻影で、必ず亡び、さめるものだ、ということを知っている大人の心は不幸なものだ。
(
坂口安吾
)
4.
無智はいつでも、有智よりも優越する。
(
吉川英治
)
5.
他の親切は、その当時にこそ余計なお世話に見えるが、後になると、もういっぺんうるさく干渉してもらいたい時期が来るものである。
(
夏目漱石
)
6.
誰にもかれにも、同じ時間が流れていると思うのはまちがいだ。
(
川端康成
)
7.
宗教心なき人間は、最も劣等なる人間なり。
(
国木田独歩
)
8.
忍耐と勤勉と希望と満足とは境遇に勝つものなり。
(
国木田独歩
)
9.
人間は閑適の境界に立たなくては不幸だ。
(
夏目漱石
)
10.
世の中に正直が勝たないで、外(ほか)に勝つものがあるか、考えてみろ。
今夜中に勝てなければ、あした勝つ。
あした勝てなければ、あさって勝つ。
(
夏目漱石
)
11.
凡(すべ)てを癒(いや)す「時」の流れに従って下れ。
(
夏目漱石
)
12.
法律は生活の一部であって、しかもそれが存在の理由としては、(生活)全体を生かすもので無ければなりません。
(
与謝野晶子
)
13.
死は一切の罪悪を消滅させますから、
どうかこの際、故人を許してもらいたいと思います。
(
川端康成
)
14.
欲と愛情、どちらも度が過ぎると身を誤るもとになる。
(
山本周五郎
)
15.
他人より自分を非難すべきである。
(
夏目漱石
)
16.
結婚するのに精神の勇気を要するならば別れるのにとっては猶更(なおさら)精神の勇気を要する。
(
島崎藤村
)
17.
理由も分からずに押付けられた物を大人しく受取って、
理由も分からずに生きて行くのが、
我々生きもののさだめだ。
(
中島敦
)
18.
後に残ったものの反省や後悔は、死んだ人の重荷になりそうに思いますの。
(
川端康成
)
19.
だれしも離別は悲しいものにきまっている。
それは相手が何者であろうとも、離別ということ自身のうちに悲しみがあるのである。
(
谷崎潤一郎
)
20.
世間の人は虎を、性欲の虎を放し飼いにして、どうかするとその背に乗って滅亡の谷に落ちる。
(
森鴎外
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ