名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
10月12日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
新聞屋が商売ならば、大学屋も商売である。
商売でなければ、教授や博士になりたがる必要はなかろう。
只(ただ)個人として営業しているのと、御上(おかみ)で御営業になるのとの差丈(だ)けである。
(
夏目漱石
)
2.
動物になるべき時には、ちゃんと動物になれない人間は不潔であります。
(
三島由紀夫
)
3.
うそは河豚汁(ふぐじる)である。
その場限りでたたりがなければこれほどうまいものはない。
しかしあたったが最後苦しい血も吐かねばならぬ。
(
夏目漱石
)
4.
人間よりは金のほうがはるかに頼りになりますよ。
頼りにならんのは人の心です。
(
尾崎紅葉
)
5.
人知におもいあがっている人間はいつかそのためむごい罰をこうむる事があるのではなかろうか。
(
志賀直哉
)
6.
人間は調子のいいときは、
自分のことしか考えないものだ。
自分に不運がまわってきて、
人にも世間にも捨てられ、
その日その日の苦労をするようになると、はじめて他人のことも考え、
見るもの聞くものが身にしみるようになる。
(
山本周五郎
)
7.
外形さえ健康な力に充ちていれば、それがすなわち「礼儀正しい私」の姿である。
(
三島由紀夫
)
8.
古来いかに大勢の親はこういう言葉を繰り返したであろう。
「わたしは畢竟ひっきょう)失敗者だった。
しかしこの子だけは成功させなければならぬ」
(
芥川龍之介
)
9.
運命に従順な人間の姿は奇妙に美しいものである。
(
坂口安吾
)
10.
天才とは僅(わず)かに我々と一歩を隔てたもののことである。
只(ただ)この一歩を理解する為には百里の半ばを九十九里とする超数学を知らなければならぬ。
(
芥川龍之介
)
11.
人の力を以(も)って過去の事実を消すことの出来ない限り、人は到底運命の力より脱(のが)るることは出来ない。
(
国木田独歩
)
12.
今日まで自分を導いてきた力は、明日も自分を導いてくれるだろう。
(
島崎藤村
)
13.
馬鹿なものは独身の間は結婚した時のよろこびを空想し、結婚すると独身の時のよろこびを空想する。
(
武者小路実篤
)
14.
昔の恋は詩で今の夫婦は散文である。
(
国木田独歩
)
15.
(山の頂点へ)一足跳びにあがるより、一歩ずつ登るほうが途中の草木や泉や、いろいろな風物を見ることができるし、それよりも、一歩、一歩を慥(たし)かめてきた、という自信をつかむことのほうが強い力になるものだ。
(
山本周五郎
)
16.
人間はあやまちを犯してはじめて真理を知る。
(
三島由紀夫
)
17.
古人は神の前に懺悔した。
今人は社会の前に懺悔している。
(
芥川龍之介
)
18.
親はもとより大切である。
しかし自分の道を見出すということは猶(なお)大切だ。
人は各自自分の道を見出すべきだ。
(
島崎藤村
)
19.
音楽の演奏者や劇の俳優達は技術家である。
彼らは芸術家でない。
なぜといって彼らは真の「創作」をもっていないじゃないか。
(
萩原朔太郎
)
20.
悲しみ、苦しみは人生の花だ。
(
坂口安吾
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ