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1.
流れ星紅く燃えちり冷やかな
2.
学校においては、子どもたちが立てる目標は、ややもすると「立てただけで終わり」のスローガン的になりがちです。教員の中には、「目標を立てる」こと自体に価値があると思ってしまう人もいますが、それ……
3.
束の間に人生は過ぎ去るが、ことばはとどまる、ひとの心のいちばん奥の本棚に。
4.
習慣を断ち切りなさい。不安に感じることを何かやってみなさい。
5.
あなたは医者に助けてもらうのですから、それにふさわしい尊敬の念で医者をうやまいなさい。というのは、主が医師をつくりたもうたからです。至高なる者より治癒は来るものであり、医師は王者の名誉を受けるであ……
6.
BUSINESS(ビジネス)という単語をみると、I(アイ)よりU(ユウ)が先にある。Iは自分、店であり、Uは、あなた、顧客、すなわち〈自分よりまず相手の立場で考える〉のが、ビジネスである。
7.
いまの教育では個人の幸福が目標になっている。人生の目的がこれだから、道義というかんじんなものを教えないで手を抜いている。だから、まことに簡単にできる。それ以外には、犬を仕込むように、主人にきらわれ……
8.
財産に頼り、信仰心を持たない者には、必ず破滅する時が来る。
9.
ここらでやすまう月草ひらいてゐる
10.
「何のために」人間は生きるかという問いは、「何のために」人間は死ぬかという問いとおなじように、〈空想〉的にしか論ぜられません。だからこの問いを拒否することが〈生きる〉ということの現実性だとい……
11.
郷党(きょうとう)の重き文鎮卒業す
12.
覆水収め難(がた)し。
13.
信仰と信心は違う。信仰の中には、はからいが入り、いろいろな煩悩が入りうる。信仰というのは幸せを得たい、願い事が叶うように、苦しみをとってもらいたい、そういう願いで信仰に入る。
14.
俺元気といふ三文字の年賀状
15.
平常心をどれだけ維持できるかで、勝負は決まる。
16.
神はもう死んだかと鳴く揚雲雀
17.
百の議論より一つの実行。
18.
あなたは神と和らいで、平安を得るがよい。そうすれば幸福があなたに来るでしょう。
19.
自分は女の容貌に満足する人(=男性)を見ると羨(うらや)ましい。女の肉(=肉体)に満足する人を見ても羨ましい。自分はどうあっても女の霊というか魂というか、いわゆるスピリットを攫(つか)まなければ満……
20.
心がすさんでいる時こそ、人は信頼できる仲間といるべきだ。一人でいるのは良くない。
21.
卒業歌ひろがりゆきて声くらし
22.
「健康」というと、たいていの人は肉体だと思っているが、そうではない。「健」が肉体で、「康」は心なのだ。
23.
美しいものと善いものに絶望しないでください。
24.
人間には、人間がひとたび自分自身の本質の尊さというものを正しく自覚すると、「心」が自然と自己自身を気高い人生に活きるようにリードするという必然性がある。
25.
悪い友を持てば自らの人生も狂わされかねない、という教訓はあるが、自分のために他人の人生が狂っていないか、とは誰も考えない。
26.
男の子って、どんな親しい間柄でも、久し振りで逢(あ)った時には、互いに高邁の事を述べ合って、自分の進歩を相手にみとめさせたい焦躁(しょうそう)にかられるものなのかも知れないね。
27.
根源論も俳人論も、無季俳句論、社会性論議も、僕には無用である。僕はただ、ひとりの人間が、憤りの果てから、虚妄の座から、涙を通し、哀歓を越えて、ついにひろびろとした大気の中で思い切り呼吸することが出……
28.
習慣のいちばんの特質というのは、それが不文律であるということです。習慣というのは、明文化された定められたものではありません。コモンセンス、コモンロー同様、もっと漠然とした、なかなか言葉にできないよ……
29.
我々の人生には、その人の純粋さを考えれば自分の賤しさに心が痛むというような誰かに時としてめぐり合うことがある。
30.
男が子供だから女はこうなるの。妻って結局、鬼嫁になるか泣く嫁になるかの二択しかないのよ。馬鹿馬鹿しい。夫婦なんて茶番だよ。
31.
今日、定年制についていろいろ議論されているが、いま世間で問われているのは、また活発に仕事ができるのにこういう年代で定年にするのは若すぎはしないか、という議論なのだから、私のいう積極的に働ける年齢の……
32.
そら豆剥(む)くよくしやべる子が側(そば)に居て
33.
不満は人間を駄目にする。どんなつまらない仕事でも、なんでオレがやらなければならないのかと不満に思ったその瞬間から、人間は駄目になる。
34.
こころとは顔のなきもの心太(ところてん)
35.
短歌というのは、ある種の類感呪術というか、こっちで一人の男の腹を五寸釘でどんと打つと、向こうの三人くらいの男がばたんと倒れる、ふしぎに呪術的な共同性があって、……怪異なものだという感じがしますね。
36.
妻に小言を言われない夫は、天国の住人である。
37.
ある日の こころ 山となり ある日の こころ 空となり ある日の こころ わたしと なりて さぶし
38.
逆境のときに、ユーモアセンスを発揮できるなら、あなたは強い精神力の持ち主です。
39.
盾の両面を見よ。(ver.0)
40.
進化というのは、生き物が何かを得ようとして無茶をしたからこそ手に入った奇跡。
41.
同じ人を恋するなら、自分はほろぼしてしまうまで、情熱を燃やしつくす恋をする方が、人間らしくていいではないか。
42.
読書は知識を生じ、実際は智慧(ちえ)を生ず。
43.
若いときは花だけを美しいと思っていた。このごろ、花のまえも花のあともいいと思う。
44.
人生は生きた年数じゃない。いかに人と触れ合いを持ったかです。
45.
大きな堤防も、蟻の穴から崩れる。
46.
若き日の読書は自分が歩む人生への予言的な言葉との出会いである。
47.
たとえ後継者のほうが優れていても、功績があるのは最初に事を始めた人である。
48.
私がノーベル賞をいただくきっかけとなった発見をすることができたのは、間違った薬品を混ぜた試料を、「もったいない」と捨てずに使ったからですが、そう思ったのは、子どものころから耳にたこができる……
49.
人間は、死んでから一ばん人間らしくなる。
50.
ふだんの表情がもともと乏しく、第一印象がよくない人は、口角を上げて軽く微笑むようにします。これをするだけで、第一印象は格段によくなります。
51.
人生という本を、人は胸に抱いている。一個の人間は一冊の本なのだ。
52.
女一人佇(た)てり銀河を渉(わた)るべく
53.
どんなに慣れても決して狎(な)れてはいけない。
54.
特に20代の10年間って大事。ここで一生をかける仕事は何かを考えた方がいい。お金なんて、なくたっていいんです。いろんな経験をすることの方が大切です。それは30代以降に必ずつながる。
55.
(親からの)子どもに対する最大のプレゼントは、積極的関心です。(ver.0)
56.
私は詩を思ふと、烈しい人間のなやみとそのよろこびとをかんずる。
57.
過ちを正すのを恥じるな。
58.
平和は各自の心の中から始まります。自分の中に平和が満ちた時初めて、家族へ、隣人へ、友達へと、平和を広めていけるのです。
59.
(女は男と)からだがちがっているのと同様に、その思考の方法も、会話の意味も、匂い、音、風景などに対する反応の仕方も、まるっきり違っているのだ。女のからだにならない限り、絶対に男類には理解できない不……
60.
だれでも夢がつかめる。才能よりもむしろ持続する能力があればの話だが。
61.
障害が大きければ大きいほど、克服する喜びも大きい。
62.
目上の人と初めて会うとき、あがることがある。自分の欠点や、弱さを見抜かれまいとする意識が過剰になってる。だから、長所や、強さを前面に押し立て欠点や、弱さを後ろへ置く。でも、逆のほうがいい。欠点や、……
63.
貧は自由の伴侶である。束縛は富に伴なう者である。富は人の作った者である。故(ゆえ)に富んで人世の束縛よりは離るる事は甚だ難くある。
64.
自殺は単に一つの罪であるばかりではない。自殺はまさに罪の中の罪である。究極の悪、絶対の悪であって、生命の存在そのものに関心を持とうとせぬ態度にほかならぬ。
65.
春は壮麗な花園のなかにのみ飾られるのではない。むしろ一輪の小さき花によって、忘れられた巌(いわ)のかげにもまた、春のよろこびが充(み)ちている。
66.
自分は何の才能もないダメ人間と嘆く人が居ます。そんなことはありません。この世には数えきれぬ程の、病気、災難、事故、トラブルがあるというのに、それらを見事にくぐり抜け生きてきたのですから。立派な才能……
67.
咳き止(や)めば我ぬけがらのごとくなり
68.
恋愛の経験から教訓は得られない。それは毎回異なるから。
69.
繋がれている犬は柵から紐の長さの範囲しか動けない。だけど、その紐を切ってしまえば、どんな所へも犬は行かれるわけでしょ。
70.
女がいつまでも独りでいると、父親を支配するようになる。嫁に行ってよその男を支配しろ。
71.
どこにもいない? 違うと、なくなった人は言う。どこにもいないのではない。どこにもゆかないのだ。いつも、ここにいる。
72.
「私が間違っていました」と言って、自分の間違いを認めるのはつらいことのように思われるかもしれないが、そうではない。間違っていることがわかっていて認めないほうが結果としてはしんどいのである。
73.
喜びのない労働は下賤だ。悲しみのない労働も下賤だ。労働のない悲しみは下卑(げび)ている。労働のない喜びも卑しい。(ver.0)
74.
音というのは不思議なものだ。生まれては、直ぐ、消える。そして、ひとそれぞれの記憶の中に甦える。音は消えてゆくから、ひとはそれを聴き出そうと努める。そして、たぶんその行為こそは、人間を音楽創造へと駆……
75.
月光にいのち死にゆくひとと寝る
76.
一と多は、分離することのできない、互いに浸透し合う概念である。一が多に含まれているように、多は一に含まれている。
77.
もしあなたが生涯の伴侶として、正直でまじめで愛情ある人を引きつけたいと思うならば、あなた自身も正直でまじめで愛情ある人でなければなりません。
78.
「どうしてもこの仕事をやらなければならない」というリーダーの夢を部下に一生懸命話し、自分と同じくらいのレベルまで部下の士気を高めることができれば、仕事は成功するだろうと思います。
79.
世間によく知られていて、特に若者受けする業界・業種ほど、市場は小さく、経済力は弱い。一方、地味に見える産業は、思った以上に大きかったりする。
80.
名誉の戦死など、しなさんな。生きてもどってくるのよ。
81.
私は推薦図書は書かない。書店で手に取った時に、まるで自分を待ちかねていたかのような感じがする本が「あなたの本」だ。立ち読みして文章が目に飛び込んでくるようだと、絶対に買いだ。
82.
世界は、大きな車輪のようなものですからね。対立したり、あらそったりせずに、みんなで手をつなぎあって、まわっていかなければなりません。では、お元気で、幸運をいのります。
83.
疲労の原因は、労働のせいというよりも、心配とやるせない不満と後悔にあることが多い。
84.
金魚鉢に映る小(ち)いさき町を愛す
85.
頭をふりて身をなめ粧(よそお)ふ月の猫
86.
人生を変えたい人は考え方を変えなさい。
87.
(米国と日本では)監督の立場が異なる。米国では、個性の強い選手たちをいかにチームの勝利に貢献させるかだが、日本だと、組織慣れした選手のモチベーションをいかに高めるかが監督の実力とされている。
88.
信念というのは、余分なものを削りすててゆくものです。
89.
おれたちはみな農民である。
90.
1日に6回飯は食えないし、天下取っても2合半。千畳敷も寝るのは1畳ですからね。
91.
私は、他の者には見えないものを見、他の者よりも深くものを見るのが詩人だと思う。そして数学者もそうなのである。
92.
しがらみの中をかき分けて進め 傷だらけの両手がいつの日か輝いて見えるまで
93.
軽薄な野心家には、都ほど住みよいところはありません。
94.
牢獄は肉体の自由を奪うことはできるが、精神の自由までは奪えない。
95.
自国の過去の恥部や誤りを認めることを自虐史観と非難する人々がいるが、真に誇りある国と国民とは、己の過去の負の部分をもしっかりと見据え、それに対する責任を果たしていくものである。
96.
私たちは往々にして、自分が作り出している現実に不満を持っています。「自分の弁当を自分の気に入るように作る」ことができると信じることは、非常に重要です。
97.
相手を「かわいそう」と思った段階で、対等な人間関係は結べないと思います。「あなたのためにしている」と思った場合も同じです。
98.
勇を鼓して自ら思考し、「既成観念」にあえてそむく人なくして、その企業の成長と繁栄は望めない。
99.
人の世話をやかないでよい。友だちもひとりひとり、自分で考えて自分でする、自分でできる一人前の生徒である。むやみに世話をやくことは失礼である。友だちの「考える」力をつけるじゃまでもある。
100.
権力にこびることなく 暴力に屈することなく 常に弱者の味方である。
101.
学生たちによく推める読書法は、まずはとにかく興味のある新書レベルの本を手当たり次第に読みまくる。続いて、特に興味のあるテーマが見つかれば、そのテーマについての本を集中的に読みまくる。投網漁法……
102.
批判好きな人ほど、他人から批判されることに我慢ができない。
103.
(夫婦で)お互いによくしゃべる。しゃべらなきゃ理解できないと思うからね。
104.
山というのは、わたしども人間のふところやと思います。人間でいえば母親のふところやと思います。(中略)木も人間もみんな自然の分身ですがな。おたがい等しくつきあうていかなあきませんわ。
105.
はるかなる山々は近づきやすく、登りやすそうに見える。高峰はさし招くが、近づくにつれて険しさが姿を現してくる。登れば登るほど旅は苦しさを加え、頂上は雲のかなたに隠れてしまう。だが登山は、骨を折るに値……
106.
大人なんかすぐ死んじゃうんだから、子どもたちにメッセージを送らなければいけないんです。
107.
井戸のカエルは海の大きいことを知らず、海のカメは井戸の小さいことを知らない。
108.
劇は代理現実ではなくて現実そのものであり、観客はそれを観察するのではなく体験するのである。
109.
夫婦には帰る家がないから、したい喧嘩もひっこめる。
110.
ひとまはり大きくなりぬ春の山
111.
言葉がなぜ暴力的になるのかといえば、皆さんも薄々はお分かりと思いますが、そういう言葉を使う人間がその瞬間バカになっているからですね。意地悪にはソフィスティケイションが必須で、バカになるとそれが出来……
112.
何も言わない者には余計に与えている。
113.
他人のことを考えないから、いじめが生まれる、というのは嘘だ。(他人のことなど)考えなくてもよい。他人のことまで考えすぎるから、仲間と錯覚していじめたりする。仲間意識の解体のほうが、(いじめの……
114.
美に対する愛情は、人間の生物学に深く根ざしているのだ。
115.
何でもしたい放題したほうが、人生では長生きする。
116.
苺ジャム男子はこれを食ふ可(べか)らず
117.
明日できることは今日やるな。大量の仕事を時間差で個別に撃破し、後に回せるものは極限まで後に回す。
118.
勝利まで、いつまでも前進を。
119.
あなたの心の中の考えに注意し、それが人生におけるあなたの目的と一致するようにしなさい。言葉をかえていうならば、あなたが心の中で自分に話すことが、人生におけるあなたの目標とか願望と一致していなければ……
120.
二十歳の顔は、自然がくれたもの。三十歳の顔は、あなたの生活によって刻まれる。五十歳の顔には、あなた自身の価値が表れる。
121.
恩を知らない人達は、人の心の有り難さを知らないから、争うばかりの弱肉強食のその意味で、動物と同じ自然の社会を作っていく。
122.
一目惚れって……そう、はじめて見た海みたいなものね。
123.
たかが五十年や百年で、人間はそれほど変らないということをいいたいのである。「年々歳々花相似たり」で、政治的社会的変化はあるとしても、人間には花のように、容易には変らない部分がある。変ると思うのは私……
124.
その澄んだ目で、透明な思考で、大事に大事に平和憲法を守ってください。あなた自身のために。産まれてくる新しい命のために。お願いします。
125.
母との関係を卒業してからでないと、男は女を愛することができません。
126.
リーダーには2種類ある。あることを実現したくてリーダーになった者と、リーダーになりたくてリーダーになった者だ。
127.
道徳の世界にも品格ということはあるものなのだ。卑賤の徒は行為で支払い、高貴の者は存在で支払う。
128.
朧夜(おぼろよ)や女盗まんはかりごと
129.
外へ出ましょう。風に吹かれて下さい。陽光を浴びて下さい。人の視線を感じて下さい。見知らぬ横丁に、心ときめかせて下さい。何の用ももたず、おおそうだ、ハンドバッグももたず。
130.
発明家というのは、学校で教わったことなど、あまり覚えていないんだ。
131.
一瞬一生
132.
もし、人より素晴らしい世界を見よう、そこにある宝にめぐり逢おうとするなら、どうしたって危険な道、恐い道を歩かねばなりません。そういう道を求めて歩くのが、才能に賭ける人の心構えなのです。
133.
「死ね、そして成れ!」──このことをお前がまだ体得しないあいだは、お前はただ暗い地上の陰気な客にすぎないのだ。
134.
天(あめ)の下(した)のすべてのことには季節があり、すべてのものには時がある。(ver.0)
135.
表紙を本で判断するな。(ver.0)
136.
“古今の傑作”、“永遠の生命”と銘うたれながら書斎や応接室のすみっこで古壺のよこで埃をかぶっているだけの書物がどれくらい地球を重くしていることか。
137.
せめて自分ぐらい自分を褒めてあげないと、自分が救われません。自分の味方になれるのは自分だけなのですから。家族でも他人でも皆別の人間なのですもの。(ver.0)
138.
批評家連の意見が一致しないとき、芸術家はまさしくおのれ自身と調和している。
139.
女というものは、世界中の男から恋をささやかれる可能性を心の奥深くで期待しているから、夫以外の男から言いよられることは決して不快ではないのだ。
140.
もし理性に終始するとすれば、我々は当然我々自身の存在を否定しなければならぬ。理性を神にしたヴォルテエルの幸福に一生を了(おわ)ったのはすなわち人間の河童よりも進化していないことを示すものである。
141.
失敗を重ねるほどそこから学び、修正して、勘はますます冴えていく。だから失敗することも(勘を磨く)大事な肥やしになる。
142.
何となく自分に自信のない人は、自己主張を利己主義と勘違いしています。
143.
朝(あした)は知れぬ世の中、善はいそげ。
144.
恋って、するもんじゃなくて、落ちるもんなんだな。
145.
「シカシ人間」たちというのは、そう呼びたい特別な種類の人たちで、この人たちは自分が出会うすべての物事に関して、「しかし」とかなんとか、自分自身の保留条件を持つのである。
146.
妻がゐて子がゐて孤独いわし雲
147.
詩の表現の目的は単に情調のための情調を表現することではない。幻覚のための幻覚を描くことでもない。同時にまたある種の思想を宣伝演繹することのためでもない。
148.
つらいと記憶が消える。
149.
現代は批評の時代である。猫も杓子(しゃくし)も評論家になり、もしくは、されてしまう(私など、たまに古代ガラスで指輪を作ったりすると、忽(たちま)ち宝石評論家と呼ばれるのだから恐れ入る)。
150.
この心いよよはだかとなりにけり 涙ながるる涙ながるる
151.
すべて散文詩と呼ばれるものは、一般に他の純正詩(抒情詩など)に比較して、内容上に観念的、思想的の要素が多く、イマヂスチツクであるよりは、むしろエツセイ的、哲学的の特色を多量に持つてる如く思……
152.
おのれを知るとは、他人の欠陥よりおのれの欠陥のほうが多いことを思い知ることだ。
153.
射た矢は拾えるが、一度放たれた言葉は取り戻せない。
154.
子供の個性に本当に適するものを発見させてやれば、その親はすでに偉大な教育者である。
155.
男と女は、向き合ってるときだけが真実で、独占できるのもそのときだけ、ということを知ってるのが、おとなの男女の教養というもんだろう。
156.
人の飯食わねば、人にならぬ。
157.
過ぎてかえらぬ不幸を悔やむのは、さらに不幸を招く近道だ。(ver.0)