三つの石を捨てて、十の石につくことは易し。
十を捨てて、十一につく事は難(かた)し。 吉田兼好
[よしだ・けんこう、兼好法師] (鎌倉〜南北朝時代の随筆家・歌人、1283〜1350) 『徒然草』第百八十八段 【 吉田兼好の名言 】
※石=碁石。
石につく=石を取る 人は、三の「財産」を持っているとき、それを捨てることによって十の「財産」を得られる可能性があるのなら、多少のリスクはあっても、躊躇せず三の「財産」を捨てるものです。
それは、得られるであろう利益が七と大きいからです。 しかし、十の「財産」を持っているときに、リスクを負ってまで、十一の「財産」を得ようとする人はほとんどいません。 得られるであろう利益はわずか一に過ぎないからです。 ■人はある程度満足する「財産」を持っていると、それ以上は冒険しなくなります。 これは「財産」に限らず、「仕事」「知識」「技術」「交友」など、人の生き方すべてについて言えることです。 ■現状に満足しているのであれば、リスクを負わず、「現状維持の道」つまり「安定の道」を選ぶのも一つの生き方です。 しかし、多少のリスクはあっても、また得られるであろう利益がわずかなものに過ぎなくても、少しずつでも向上して行けるのであれば、「向上の道」を選んで努力していくことが、充実した人生につながるのではないでしょうか? ■また、たとえ現状が満足できる状態であっても、それが将来もずっと保証されるとは限りません。 時がたつにつれ物価がどんどん上がっていきます。 どんなに多くのお金を持っていても、預金も投資もせずにタンスに入れておけば、お金の価値はどんどん目減りして行きます。 技術や知識はどんどん進歩していて、新しい技術や知識を学ばなければ時代に取り残されてしまいます。 「現状を維持」するのにさえ、やはり最低限の「向上」の努力が必要なのです。 ■どうせやらなければならない「向上」ならば、積極的に「向上の道」を歩もうではありませんか!
(七瀬音弥:ななせおとや)
1.
( イスラムの格言 )
2.
( 稲畑汀子 )
3.
( インドのことわざ・格言 )
4.
( 老子 )
5.
( ローガウ )
6.
( 寺山修司 )
7.
( ジョセフ・マーフィー )
8.
( シェイクスピア )
9.
( 大野林火 )
10.
( カール・ヒルティ )
11.
( 久原房之 )
12.
( 長田弘 )
13.
( オウィディウス )
14.
( 漫画『ソウルイーター』 )
15.
( アンリ・ド・モンテルラン )
16.
( アインシュタイン )
17.
( 桂歌丸 )
18.
( 中村天風 )
19.
( 下村槐太 )
20.
( キケロ )
21.
( 清沢満之 )
22.
( 保坂リエ )
23.
( ベンジャミン・フランクリン )
24.
( 岩田ふみ子 )
25.
( 大多亮 )
26.
( デイル・ドーテン )
27.
( 宮坂静生 )
28.
( ジョセフ・マーフィー )
29.
( まどみちお )
30.
( 東井義雄 )
31.
( 樺旦純 )
32.
( 瀬戸内寂聴 )
33.
( 羽生善治 )
34.
( 佐藤一斎 )
35.
( デール・カーネギー )
36.
( ナポレオン・ヒル )
【 武田泰淳 】
【 アルベール・カミュ 】 【 ウィリー・ネルソン 】 【 『貞観政要』 】 【 マザー・テレサ 】 【 ジェイムズ・ジョイス 】 【 ローレンス・プルサック 】 【 エミリー・ブロンテ 】 【 粟田貴也 】 【 ブッダ(シャカ) 】 【 吉野秀雄 】 【 松谷昭 】 【 3代目 市川猿之助 】 【 ミック・ジャガー 】 【 空海(弘法大師) 】 【 アミエル 】 【 ロマン・ロラン 】 【 (自分以外のものに)自分を支配する力がない 】
【 お世辞にとらわれる 】 【 間違いが発生 】 【 ハッピーエンド・ストーリー 】 【 受動的な愛 】 【 大負けの下作り 】 【 前進を急ぐ 】 【 言葉を過信 】 【 面白い話が出来上がる 】 【 高みを見る 】 【 日月(年月) 】 【 並行 】 【 生涯学習 】 【 数学の理論 】 ![]() |