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鈍刀(どんとう)をいくら磨いても
無駄なことだというが 何もそんなことばに 耳を借(か)す必要はない せっせと磨くのだ 刀は光らないかも知れないが 磨く本人が変わってくる つまり刀がすまぬすまぬと言いながら 磨く本人を 光るものにしてくれるのだ そこが甚深微妙(じんしんみみょう)の世界だ だからせっせと磨くのだ 坂村真民[さかむら・しんみん]
(昭和の詩人、1909〜2006) 〈解説〉
鈍刀とは「頭の鈍い人」「できの悪い人」(生徒・弟子)の比喩と思われる。 ※甚深(じんしん)=はなはだ深いこと、意味深遠であること。 神秘であること。 ※微妙(みみょう)=仏の教えや智慧などの形容に使う言葉で、深遠ですぐれたさま。 何とも言えず素晴らしいさま。
《 本人・当人 》
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( 「百家説林」 )
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