|
なぜ、書かないのか。
要するに、怠惰なのである。 書け。 落語でも、一口噺(ひとくちばなし)でもいい。 書かないのは、例外なく怠惰である。 おろかな、おろかな、盲信である。 太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『懶惰の歌留多』 《 文章の書き方 》
〈原文全文〉
なぜ、書かないのか。 実は、少しからだの工合いおかしいのでして、などと、せっぱつまって、伏目がちに、あわれっぽく告白したりなどするのだが、一日にバット五十本以上も吸い尽くして、酒、のむとなると一升くらい平気でやって、そのあとお茶漬を、三杯もかきこんで、そんな病人あるものか。 要するに、怠惰なのである。 いつまでも、こんな工合いでは、私は、とうてい見込みのない人間である。 そう、きめて了(しま)うのは、私も、つらいのであるが、もうこれ以上、私たち、自身を甘やかしてはいけない。 苦しさだの、高邁(こうまい)だの、純潔だの、素直だの、もうそんなこと聞きたくない。 書け。 落語でも、一口噺(ひとくちばなし)でもいい。 書かないのは、例外なく怠惰である。 おろかな、おろかな、盲信である。 __ Link __ 人は、自分以上の仕事もできないし、自分以下の仕事もできない。 働かないものには、権利がない。 人間失格、あたりまえのことである。 __ Link __
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
( 福島圭一郎 )
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
28.
29.
30.
( 鈴木清一 )
31.
( ウィル・ケンプ )
32.
33.
34.
35.
36.
【 森久美子 】
【 マイケル・S・ガザニガ 】 【 中村明 】 【 ナンシー・ウッド 】 【 よしもとばなな 】 【 イビチャ・オシム 】 【 大木惇夫 】 【 ギュスターヴ・ティボン 】 【 瀬島龍三 】 【 ジミ・ヘンドリックス 】 【 ルイス・キャロル 】 【 ロバート・ルイス・スティーヴンソン 】 【 ルクレティウス 】 【 黒柳徹子 】 【 オノーレ・ミラボー 】 【 池田理代子 】 【 従業員のボーナスを増やせない 】
【 弱さの産物 】 【 苦境を忘れる 】 【 合法的な愛 】 【 恋愛至上主義 】 【 理論的な背景 】 【 普通の行動 】 【 失ったものを数えない 】 【 しっくりと調和 】 【 多芸 】 【 和する 】 【 刀の錆 】 【 高言する青年 】 【 友人と離れる 】 【 世界共通の美風 】
|