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[ 名言 ]
「近代性」(という観念)の使用は、
怠慢なる歴史学につながり、
そこでは近代性と結びつく特徴を涵養(かんよう)することに失敗したものはすべて、
看過され、誤解され、
重要でないものとされる傾向にあった。

[ 出典 ]
リン・ハント
(米国の歴史学者、フランス革命史・ヨーロッパ文化史研究者、1945〜)
『グローバル時代の歴史学』(長谷川貴彦訳)

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[ 補足 ]
※「(という観念)」は七瀬音弥による補足。

※涵養(かんよう)=水が自然にしみこむように、少しずつ(徐々に)養い育てること。
〔「涵」は、うるおす・ひたすの意〕

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[ 全文・続き ]
〈全文〉
近代性(という観念)は、
歴史における断絶を意味するのではない。
つまり、伝統的ないしは前近代的なものを一方の極とし、
近代的なものを他方の極とする
分離された領域へと分かつことではないのだ。
近代的なものとされる多くの特徴は、
何世紀にもわたって
異なる場所でリズムを異にしながら
発展してきた。
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「近代性」(という観念)の使用は、
怠慢なる歴史学につながり、
そこでは近代性と結びつく特徴を涵養(かんよう)することに失敗したものはすべて、
看過され、誤解され、
重要でないものとされる傾向にあった。
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