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女という生きものは、
何事につけても、 「よいことのみ」を、おもっている。 先の見通しなどは、ほとんどもたぬ。 すべての女が、そうだというのではない。 しかし、それが女の本性なのだ。 池波正太郎[いけなみ・しょうたろう]
(小説家、1923〜1990) 『真田太平記(十一)』
〈全文〉
女という生きものは、 何事につけても、 「よいことのみ……」を、おもっている。 先の見通しなどは、ほとんどもたぬ。 すべての女が、そうだというのではない。 しかし、それが女の本性なのだ。 __ Link __ たとえ、それが真実であっても、 (女は)「悪しきこと……」には、 強(し)いて目をつぶろうとする。 すべての物事を、 「よいように、よくなるように……」と、おもいつめる。 幻想を抱く。 それがまた、女のよさでもあり、 物事をわきまえぬ強さなのでもあろう。 __ Link __
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