恋人の陶酔というものが、 その本人にとっては この上ないものであるには違いないが、 冷静な眼で眺めてみると、 その陶酔している姿は往々にして コッケイでもありさらには 醜悪でさえある。 そういうことも 「愛の陶酔」が立っている基盤(=エゴイズム)に 関係があるのかもしれない。
吉行淳之介[よしゆき・じゅんのすけ] (小説家、1924〜1994) 『恋愛論』
※「(=エゴイズム)」は同氏の別の類似名言より補足
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