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この大戦争は
一部の人達の無智と野心とから起こったか、 それさえなければ、起こらなかったか。 どうも僕にはそんなお目出度(めでた)い歴史観は持てないよ。 僕は歴史の必然性というものを もっと恐ろしいものと考えている。 小林秀雄[こばやし・ひでお]
(文芸評論家、1902〜1983) 「コメディ・リテレール 小林秀雄を囲んで〈座談〉」 『小林秀雄全作品 第15集:モオツァルト』(新潮社刊)に収載
《 一部 》
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僕は政治的には無智な一国民として 事変に処した。 黙って処した。 それについて今は何の後悔もしていない。 大事変が終わった時には、必ず 若(も)しかくかくだったら事変は起こらなかったろう、 事変はこんな風にはならなかったろう という議論が起こる。 必然というものに対する人間の復讐だ。 はかない復讐だ。 __ Link __ この大戦争は 一部の人達の無智と野心とから起こったか、 それさえなければ、起こらなかったか。 どうも僕にはそんなお目出度(めでた)い歴史観は持てないよ。 僕は歴史の必然性というものを もっと恐ろしいものと考えている。 __ Link __ 僕は無智だから反省なぞしない。 利口な奴は たんと反省してみるがいいじゃないか。
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( O・A・バティスタ )
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