|
戦後六十年という数え方より、昭和の戦争に敗れて戦争はしないと決めてからの、戦争をすることを選ばなかった「不戦六十年」という数え方のほうが、この国に戦争のなかったこの六十年の数え方としては、むしろ当を得ています。
長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 『知恵の悲しみの時代』 〈抜粋文全文〉
二〇〇五年、昭和の戦争が敗戦によって終わってから六十年目の年。 その六十年を戦後六十年とよぶのは、昭和の戦争が終わってから六十年が過ぎたという数え方です。 (中略)戦後六十年という数え方より、昭和の戦争に敗れて戦争はしないと決めてからの、戦争をすることを選ばなかった「不戦六十年」という数え方のほうが、この国に戦争のなかったこの六十年の数え方としては、むしろ当を得ています。 __ Link __ (中略)戦争、紛争が途切れずにつづく世界にあって、戦争をしなかった年月の経緯が、わたしたちに不断に、しかし目立たないしかたで突きつけてきたのは、一人一人の日常の生き方、みずからの日々を生きる姿勢です。 日常の生き方、日々を生きる姿勢というのは、それぞれの日常の振るまいにそのまま表れます。 __ Link __ (中略)日常がすべてであるような時代の特徴は、むしろ特徴がないことです。 何が大切かが見えにくい。 坦々として、ありふれていて、何の変哲もないとしか見えない。 平穏であることをのぞまない近代の物差しで測れば、間尺(ましゃく)にあわない時代です。 __ Link __ 戦争をしない年月に在る難しさは、その意味で、日々の平凡さを引き受けなければならない難しさです。 __ Link __ 日々の平凡さのもつ価値は、それを失ってはじめてようやく明らかになる、独特の性質をもっています。 __ Link __
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
( 鍋島直茂 )
9.
10.
( 青田強 )
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
( 作者不詳 )
26.
27.
28.
29.
30.
( マーティン・ヴァン・ビューレン )
31.
32.
33.
34.
35.
36.
【 ルイ・パスツール 】
【 梅崎春生 】 【 中谷巌 】 【 マイケル・ジャクソン 】 【 マリア・カラス 】 【 ジュリア・チャイルド 】 【 深澤道子 】 【 横尾忠則 】 【 上原浩治 】 【 吉田繁治 】 【 シドニー・J・ハリス 】 【 綿矢りさ 】 【 コンラート・ローレンツ 】 【 ジョージ・オーウェル 】 【 和田努 】 【 アーネスト・トンプソン・シートン 】 【 三好達治 】 【 料理のことに関心がない 】
【 休息を得る 】 【 もらうもの 】 【 花は無心に咲く 】 【 ちり取り 】 【 他人の言うことを信じない 】 【 最良の部分で評価 】 【 生き方が重要 】 【 運を悪くする 】 【 予定を入れる 】 【 直観力 】 【 変化を利用 】 【 手の届かないような目標 】 【 力で説得 】 【 経営者に必要なもの 】
|