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[ 名言 ]
文章を練るとき、
もっともよく妙案の浮かぶのは三上(さんじょう)である、
と中国の昔、欧陽脩(おう・ようしゅう)という人が言った。
三上とは、
枕上(ちんじょう)・鞍上(あんじょう)・厠上(しじょう)である。
そういうところで、
精神は最大の自由を獲得する。
はじめから考えようとしているのではなく、
眠ろう、どこかへ行こう、用を足そう、
そう思っているとき、
思いがけず心は澄むらしい。
予想もしなかった名案が浮かんでくる。

[ 出典 ]
外山滋比古[とやま・しげひこ]
(英文学者・言語学者・評論家・エッセイスト、1923〜2020)
『人生を愉しむ知的時間術』

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[ 補足 ]
※鞍上(あんじょう)=馬の鞍の上、すなわち馬上(ばじょう)にいる時。

※枕上(ちんじょう)=枕の上、すなわち、横になっている時。

※厠上(しじょう)=厠(かわや)、すなわち便所。

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