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すぐれた作品(=探偵小説)は、
否応(いやおう)なしに、 読者に参加を強要する。 そして読者が全力をあげて 彼自身の解釈を発見した場合に、 たとえ作者から見事にいっぱい食わされたとしても、 読後に爽快なカタルシスがある。 福永武彦[ふくなが・たけひこ]
(大正〜昭和の小説家・詩人、1918〜1979) 『深夜の散歩』 ※推理小説愛読家である三人(福永武彦・中村真一郎・丸谷才一)が、海外推理小説を紹介する読書エッセイ ※「(=探偵小説)」は七瀬音弥による補足。
※カタルシス=悲劇などに刺激されて喜怒哀楽を強く感じることによって、心中のわだかまりやしこりが除去されること。 感情浄化効果。
〈全文〉
探偵小説は、 僕に言わせれば、 読者を作品に参加させるものだ。 途中まで謎のままに提出されている材料は、 名探偵が推理するのとは別に、 読者の方でも推理してみなければ 作品を愉しんだことにならない。 __ Link __ つまりすぐれた作品は、 否応(いやおう)なしに、 読者に参加を強要する。 そして読者が全力をあげて 彼自身の解釈を発見した場合に、 たとえ作者から見事にいっぱい食わされたとしても、 読後に爽快なカタルシスがある。 __ Link __
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( 作者不詳 )
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( 『信田(しだ)』 )
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( 戸田智弘 )
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( アニメ『M3〜ソノ黒キ鋼〜』 )
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