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(独創的・個性的な仕事をなすような自己とは)
実際の物事にぶつかり、 物事の微妙さに驚き、複雑さに困却し、 習い覚えた知識の如(ごと)きは、 肝腎(かんじん)要(かなめ)の役には立たぬ と痛感し、 独力の工夫によって自分の力を試す、 そういう経験を重ねて 着々と得られるものに他ならない。 小林秀雄[こばやし・ひでお]
(文芸評論家、1902〜1983) 「疑惑T」 『小林秀雄全作品 第11集:ドストエフスキイの生活』(新潮社刊)に収載 ※標題文の」「(独創的・個性的な仕事をなすような自己とは)」は七瀬音弥による補足
《 工夫 》
《 微妙 》 《 仕事 》→ 今日 《 経験・体験 》→ 今日 《 驚き・驚く 》 《 役に立たない(無用) 》 《 試す・試し・試行 》 《 個性 》→ 今日 《 独創性・オリジナリティー 》 《 複雑 》 《 知識 》→ 今日 《 実際 》 《 小林秀雄 》→ 今日 * * * * * * * * * * 《 星座別名言と運勢 》 《 血液型別名言と運勢 》 〈全文〉
独創的に書こう、 個性的に考えよう、 などといくら努力しても、 独創的な文学や個性的な思想が出来上がるものではない。 あらゆる場合に自己に忠実だった人が、 結果として独創的な仕事をしたまでである。 __ Link __ そういう意味での自己というものは、 心理学が説明出来る様なものでもなし、 倫理学が教えられる様なものでもあるまい。 ましてや自己反省という様な空想的な仕事で 達せられる様なものではない。 __ Link __ それは、 実際の物事にぶつかり、 物事の微妙さに驚き、複雑さに困却し、 習い覚えた知識の如(ごと)きは、 肝腎(かんじん)要(かなめ)の役には立たぬ と痛感し、 独力の工夫によって自分の力を試す、 そういう経験を重ねて 着々と得られるものに他ならない。 __ Link __
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