朝の「さよなら」は舌に残った煙草(たばこ)の味だ。
シーツの皺(しわ)。 モーニング・コーヒーのカップに沈んだ砂糖。 そしてなんとなく名残(なご)り惜しく、そのくせすこしばかりの自己嫌悪がともなう。 寺山修司[てらやま・しゅうじ]
(劇作家・詩人・歌人、1935〜1983) 『さよならの城』 【 寺山修司の名言 】
〈全文〉
朝の「さよなら」は舌に残った煙草(たばこ)の味だ。 シーツの皺(しわ)。 モーニング・コーヒーのカップに沈んだ砂糖。 そしてなんとなく名残(なご)り惜しく、そのくせすこしばかりの自己嫌悪がともなう。 __ Link __ 昼の「さよなら」は笑顔でできる。 すぐまた逢えるような気がする。 だが、一番はっきりと二人をへだてるのは昼の「さよなら」である。 涙は日が沈んでからゆっくりとあふれ出る。 __ Link __ 夕方の「さよなら」は一匙(ひとさじ)のココアだ。 甘ったるく、そのくせにがい。 夜になったら、また二人は結びついてしまうかも知れないので、ひどく心にもないことを言って早く別れてしまう。 __ Link __ 夕方の「さよなら」はお互いの顔を見ないで、たとえば、空を見たりすることがある。 だから夕焼けの赤さだけが二人の心に残るのである。 __ Link __ 夜の「さよなら」は愛と同じくらい重たい。 人たちがみな抱きあっている時間に「さよなら」を言うのはつらいことである。 __ Link __
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