|
記憶というのは、
もとのものをそのままにたもつのではなく、 もとからのものを、 じぶんの心のかたちにしたがって、 ゆっくりと変えてゆく。 長田弘[おさだ・ひろし]
(詩人、1939〜2015) 詩集『幸いなるかな本を読む人』 あとがき 〈抜粋文全文〉
いつでも目の前に開かれてあるような、 ──忘れられない、というより、忘れさせない、 ──時を経ても、ずっと心から離れない本がある。 けれども、じぶんではそうと思っていても、 それは、もともとの本とはすでにちがう本だ。 記憶というのは、 もとのものをそのままにたもつのではなく、 もとからのものを、 じぶんの心のかたちにしたがって、ゆっくりと変えてゆく。 __ Link __ 心から離れない本と思っているのは、実は、 読んでから後、 いくども心のなかに抜き書きをかさね、 書き込みを繰りかえし、 記憶の行間に立ちどまり、 またその余白に入り込み、 目をつむり、そうして遠く思いを運ばれて、 というふうなしかたで、 いつかじぶんで親しくつくりかえてきた本なのだ。 __ Link __ 読書は正解をもとめることとはちがうと思う。 わたしはこう読んだというよりほかないのが、 読書という自由だ。 __ Link __
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
( 作者不詳 )
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
( 下重暁子 )
25.
26.
27.
28.
29.
30.
( ノエル・デュ・ファイユ )
31.
( ウォーレン・キーファー )
32.
33.
34.
35.
36.
【 水野敬也 】
【 種谷扇舟 】 【 アーネスト・ハスキンズ 】 【 ビリー・グラハム 】 【 P・ローゼンブラム 】 【 ガブリエル・ムーリエ 】 【 ジェームズ・サーバー 】 【 老子 】 【 秋田稲美 】 【 プロタゴラス 】 【 ジョン・ケネス・ガルブレイス 】 【 中村佳子 】 【 土屋文明 】 【 二条良基 】 【 吉野敬介 】 【 グレッグ・ノーマン 】 【 西澤潤一 】 【 学生が遊んでいる 】
【 雄弁は道具 】 【 時間の束 】 【 自分の胸に王国を持つ 】 【 激しく攻撃される段階 】 【 アートになる 】 【 父母を軽蔑 】 【 本当の限界 】 【 流行に従う 】 【 出かけるために出かける 】 【 息が苦しい 】 【 死んだ方がまし 】 【 (日本の)戦後 】 【 恋の火 】 【 ひたすら感謝 】 【 思慮の泉 】 【 少数(の人) 】
|