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自分のものでも無い或(あ)る卑しい想念を、自分の生まれつきの本性の如(ごと)く誤って思い込み、悶々している気弱い人が、ずいぶん多い様子であります。

[ 出典 ]
太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948)
『女の決闘』

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自分のものでも無い或(あ)る卑しい想念を、自分の生まれつきの本性の如(ごと)く誤って思い込み、悶々している気弱い人が、ずいぶん多い様子であります。
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卑しい願望が、ちらと胸に浮ぶことは、誰にだってあります。
時々刻々、美醜さまざまの想念が、胸に浮んでは消え、浮んでは消えて、そうして人は生きています。
その場合に、醜いものだけを正体として信じ、美しい願望も人間には在るという事を忘れているのは、間違いであります。
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念々と動く心の像は、すべて「事実」として存在はしても、けれども、それを「真実」として指摘するのは、間違いなのであります。
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真実は、常に一つではありませんか。
他は、すべて信じなくていいのです。
忘れていていいのです。


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