名言ナビ
→ トップページ
今日の
日本の文豪の名言
☆
10月20日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
美は考えるものではない。
一見して直に感ずる事の出来る、極めて簡単な手続きのものだ。
(
谷崎潤一郎
)
2.
よしよし、眠れるうちに眠っておけ。
明日はまた踏んだり蹴ったりされ、くやし泣きをしなくちゃあならないんだ。
(
山本周五郎
)
3.
今の人は、幸福と快楽の区別を知らない。
快楽を得ることを幸福だと思っている。
(
武者小路実篤
)
4.
どうしたら好(よ)かろうと考えて好い智慧(ちえ)が出ないときは、そんな事は起こる気遣(きづかい)はないと決めるのが一番安心できる近道である。
(
夏目漱石
)
5.
生死別ルヽ瞬間アラユル外形的取扱ヒヲ辞ス。
(
森鴎外
)
6.
小説家のほうが読者より人生をよく知っていて、人に道標を与えることができる、などというのも完全な迷信です。
小説家自身が人生にアップアップしているのであって、それから木片につかまって、一息ついている姿が、すなわち彼の小説を書いている姿です。
(
三島由紀夫
)
7.
一生涯めくら滅法(めっぽう)に走り続けて、行きつくゴールというものがなく、どこかしらでバッタリ倒れて、それがようやく終わりである。
(
坂口安吾
)
8.
仕事は手段にあらずして目的だ。
(
志賀直哉
)
9.
幸福をつかむのを恐れるな。
(
武者小路実篤
)
10.
夫婦というものは、どこか親子だよ。
時には亭主が父親のつもりになったり、時には細君が母親のつもりになったり。
それでないと上手くゆかない。
(
川端康成
)
11.
その子二十(はたち)櫛にながるる黒髪の
おごりの春のうつくしきかな
(
与謝野晶子
)
12.
恋はうれしい、嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。
(
夏目漱石
)
13.
全ての場合を通じて、恋愛は忍耐である。
未だかつて、性急者(せっかち)の成功した恋を見たことがない。
(
萩原朔太郎
)
14.
打ち明け過ぐるも悪(あ)しく、物隠すように見ゆるも悪しきなり。
(
森鴎外
)
15.
誰でも構わないのよ。
ただ自分でこうと思い込んだ人を愛するのよ。
そうして是非その人に自分を愛させるのよ。
(
夏目漱石
)
16.
実地を踏んで鍛え上げない人間は、
木偶(でく)の坊と同(おんな)じ事だ。
(
夏目漱石
)
17.
最も親しき友人というものは、常に兄弟のように退屈である。
(
萩原朔太郎
)
18.
人は境遇と交友とに由(よ)りて、知らずともよき事まで知り、感得すべからざる事までも感得す。
(
国木田独歩
)
19.
わたしは不幸にも知っている。
時には嘘によるほかは語られぬ真実もあることを。
(
芥川龍之介
)
20.
自分は一個の人間でありたい。
誰にも利用されない、誰にも頭をさげない、一個の人間でありたい。
他人を利用したり、他人をいびつにしたりしない、そのかはり自分もいびつにされない、一個の人間でありたい。
自分の最も深い泉から、最も新鮮な生命の泉をくみとる、一個の人間でありたい。
(
武者小路実篤
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ