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[ 名言 ]
人生はテスト。
ただのテストにすぎない。
「問題」視するかわりにテストだと考えてみる。
やっきになって解決しようとせず、そこからなにか学べるかどうか考えよう。

[ 出典 ]
リチャード・カールソン
(米国の心理学者、著述家、1961〜2006)

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[ 解説 ]
人は人生で失敗した時や、困難に直面した時に、深刻に考えすぎる傾向があります。


■「当然だ。
 一度しかない人生、決して失敗はできない」「軽く考えてたら取り返しのつかないことになる」などと言う人もいるでしょう。
「犯してしまった失敗は、もう取り返しがつかない。
 自分の人生、もう終わったも同然だ」と嘆き悲しんでいる人もいるでしょう。
確かに、失敗すれば、現在の自分の地位や財産を失うことになるかもしれません。
人生、回り道をすることになるかもしれません。
また、夢をあきらめなければならないかもしれません。


■その通り、人生は一度しかありません。
失敗を恐れて行動が慎重になったり、犯した失敗に対して深刻に落ち込んだりするのも当然です。
しかし、慎重になりすぎると、積極性が失われて、何も挑戦せずに人生を終えることになりかねません。
また、失敗をずっとひきずっていれば、そのまま谷底のような暗い人生をまっとうすることになるでしょう。


■そうならないためにも、人生で起こる諸問題はすべて「テスト」だと考えましょう。
ここで大事なのは、「試験」ではなく、ただの「テスト」だという点です。
小学校・中学校の授業中にやる「小テスト」のようなものだと言えば、より分かりやすいでしょう。


■一般に「試験」は、入学試験、面接試験、就職試験というように、「人生の方向を決める分岐点」で受けるものです。
もし失敗したら、それで人生決まってしまうかもしれない。
実際、それで人生の方向性はかなり変わります。
だから、人は「試験」の結果に対してはとても深刻になってしまうのです。


■一方、「テスト」なら、そこまで深刻になることはありません。
たとえ「テスト」で悪い点をとっても、その間違った所を学び直せば、その後に来る「大事な試験」に生かすことができます。
つまり、「テスト」は自分の足りない点や問題点をチェックする「有効な手段」なのです。


■ちなみに、学校の「中間試験」や「期末試験」も、結局「入試」のための「テスト」に過ぎません。
自分の力と弱点を知るために行うただの「テスト」なのです。
だから、「中間テスト」「期末テスト」とも言うのです。
実際、中間や期末のテストで死ぬほど落ち込むような人は、滅多にいません。
推薦を狙っている人を除いてですが。
。。

■だが「試験」は違うだろう?
入学試験、面接試験、就職試験といった、大事な「試験」で失敗したら大変ではないか?
「試験」という名は付かなくても、就職や転職や結婚などは全て、人生の方向性を決める「大事な試験」だ。
これらに失敗したら大変ではないか?
深刻になるのも当然ではないか?
──そう感じている人は多いと思います。


■確かに、入試や就職で失敗したら、人生の方向は大きく変わるでしょう。
しかし、長い目で考えれば、これらの「試験」ですら、結局「テスト」に過ぎないのです。
ある「試験」での失敗は、次に待っている別の何かの「試験」で生かせばいいのです。
また、その為に「失敗」はあるのです。


■もちろん、失敗しないに越したことはありません。
しかし、人が人でいるかぎり、全く失敗しないことなど、そもそも不可能なのです。
大切なのは「失敗から学んで次に生かすこと」です。
そして、失敗を次に生かすことが出来れば、それはもはや「失敗」ではなく「教訓」というべきものです。


■人生で起こる諸問題はすべて「テスト」です。
自分の弱点を教えてくれる大切な「テスト」です。
いつまで落ち込んでいないで、自分の弱点を補強しましょう。
そうすれば、いつかきっと、「大切な試験」で「素晴らしい点」がとれることでしょう。
(ながれおとや)


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