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子供のためによかれと思っていても、それ（＝親の愛情）が条件から出発しているんなら、それは子供の心を開かない。
どういう私が出てきても、それを受け止めてもらえるという時、はじめて安んずるという心が出てくるんでしょう。 宮城顗［みやぎ・しずか］
（真宗大谷派の僧侶、1931～2008） 『蓮如上人に学ぶ』 【 宮城顗の名言 】
〈全文〉
親の愛情といっても無条件の愛情ではない。 親のものさしに合うときだけ喜んでくれる。 ものさしに合わないと叱責され、尻をたたかれる。 それで親が満足してくれるような仮面を子供はつける。 ＿＿ Link ＿＿ 子供のためによかれと思っていても、それが条件から出発しているんなら、それは子供の心を開かない。 どういう私が出てきても、それを受け止めてもらえるという時、はじめて安んずるという心が出てくるんでしょう。 ＿＿ Link ＿＿ 初めから条件を突きつけて、これでなければ認めんぞということでは安んじないですね。 条件に合わねば排除されるというのであれば、自分のためにしてくれてはいても、根本のところで安んずるということはできない。 ＿＿ Link ＿＿ しかし私の事実を事実として認めてくれる、どんな愚かさも、どんな迷いも、まずそれを事実として認めてくれる。 そういう時に安心して心が開けてくるんです。 ＿＿ Link ＿＿
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