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音楽は、よく言われるように、
民族と国語を異にする人たちにも
感情伝達の可能な（翻訳の必要のない）
人類に共通のことばである。
単に感情にとどまらず、
それは思想、自然観照、宗教的崇厳(すうごん)感、哲理さえ
聴く者に感じとらせる。
［ 出典 ］
五味康祐［ごみ・やすすけ］
（小説家、オーディオ・クラシック音楽評論家、芥川賞受賞、1921～1980）
『いい音いい音楽』
【 五味康祐の名言 】
【 Gomi Yasusuke 】
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［ 補足 ］
※「（翻訳の必要のない）」は原文中にあり。

※観照（かんしょう）＝① 主観を交えず、対象のあるがままの姿を、冷静に眺める（見つめる）こと。
冷静な心で対象に向かい、その本質をとらえること。
②美学用語で、美を直観的に受容し認識すること。
自然観照と芸術観照とがある。
③仏教用語で、智慧をもって事物の実相をとらえること。

※崇厳（すうごん）＝容易に近よりがたく、おごそかなこと。
また、そのさま。
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【 音楽 】
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［ 全文・続き ］
〈全文〉
音楽は、よく言われるように、
民族と国語を異にする人たちにも
感情伝達の可能な（翻訳の必要のない）
人類に共通のことばである。
単に感情にとどまらず、
それは思想、自然観照、宗教的崇厳(すうごん)感、哲理さえ
聴く者に感じとらせる。
＿＿ Link ＿＿

この意味では
ベートーヴェンも言うように、
音楽こそはいかなる哲学書よりも高遠な啓示に富む書物であり、
あらゆる人が音楽を通じて、
神性に近づくことができる。
＿＿ Link ＿＿
［ ランダム名言 ］
1.
「この世」に居場所がない人が「あの世」に行くしかないなんて、
それしかないわけないでしょうと。
「この世」と「あの世」の間の、「その世」みたいなシェルターに一回避難して、
また「この世」に戻ってくればいいんじゃないか。
それができたら（→続きはクリック）
（ ヨシタケシンスケ ）
（ Yoshitake Shinsuke ）
2.
あなたは、自分の言葉によって正しいとされ、また自分の言葉によって罪ありとされる。
（ 『新約聖書』 ）
（ Shinyaku Seisho ）
3.
「なぜ美人はいつもつまらぬ男と結婚するんだろう？」
「賢い男は美人と結婚しないからさ」
（ サマセット・モーム ）
（ Somerset Maugham ）
4.
古書の文字生きて這(は)ふかや灯取虫(ひとりむし)
（ 高浜虚子 ）
（ Takahama Kyoshi ）
5.
「われわれは夢の中ではあらゆることが許されている」のだ。
虚構は治外法権であり、孤立した個人の内部を架橋(かきょう)して、想像力による連帯を可能にする。
（ 寺山修司 ）
（ Terayama Shuuji ）
6.
仁遠からんや。
我、仁を欲すれば、斯(ここ)に仁至る。
（ 孔子・論語 ）
（ Koushi ）
7.
草の名の秋めくは皆なつかしき
（ 高木石子 ）
（ Takaishi Sekishi ）
8.
戦争の真の恐ろしさは、
殺人、飢え、破壊、死が発生するからではない。
全員がいつのまにか画一化された思考になり、
当然のことと行動に移すことにある。
戦争体験を語りつぐことのむずかしさは、そこにある。
（ 星新一 ）
（ Hoshi Shinichi ）
9.
この世は自分を探しに来たところ、
この世は自分を見に来たところ。
（ 河井寛次郎 ）
（ Kawai Kanjirou ）
10.
私の前を歩くな、私が従うとは限らない。
私の後を歩くな、私が導くとは限らない。
私と共に歩け、私たちはひとつなのだから。
（ ソーク族の格言 ）
11.
理想の読者は
ひねくれたユーモア感覚をもつ。
（ アルベルト・マングェル ）
（ Alberto Manguel ）
12.
自尊心は、私たち人間がより良く生きていくための最高の宝です。
（ 佐藤富雄 ）
（ Satou Tomio ）
13.
病歴も自慢のひとつ生身魂(いきみたま)
（ 多田鬼堂 ）
14.
結婚の幸福は、まったく運次第ですもの。
お互いに気心がわかっていても、前もって似ていても、そんなことで幸せが増すというわけのものじゃないわ。
（ ジェーン・オースティン ）
（ Jane Austen ）
15.
人生において必ず幸運が訪れます。
その幸運を逃さぬよう、準備することが大切よ。
（ ジュリー・アンドリュース ）
（ Julie Andrews ）
16.
恐怖とは、あなたの心の中の否定的な考えにすぎません。
すぐに肯定的な考え方に切り替えなさい。
（ ジョセフ・マーフィー ）
（ Joseph Murphy ）
17.
父なし子は、屋根のない家のようなものだ。
（ カンボジアのことわざ・格言 ）
（ Cambodia saying ）
18.
日常は同じような繰り返しに見えるかもしれないが、生きているということは、毎日初めての一瞬を積み重ねること。
（ 龍村仁 ）
19.
あなたの精神が健康か否かを計る尺度は、どこにでも良いことを見つけられるか否かである。
（ エマーソン ）
（ Ralph Waldo Emerson ）
20.
人との交際における節制は、魂の平静を保証する。
（ サン・ピエール ）
（ Saint Pierre ）
21.
木の癖組みは工人の心組み。
（ 小川三夫 ）
（ Ogawa Mitsuo ）
22.
DVという定義は、夫婦間の非対称性を前提としており、加害・被害という司法的判断をそこに投入するものである以上、共依存の妻にも逃げなかった責任があるという言説は、暴力の加害者にとって使い勝手のいい言葉として機能してしまう可能性がある。
（ 信田さよ子 ）
（ Nobuta Sayoko ）
23.
休まず、遅れず、働かず。
（ 公務員に関する俗言 ）
24.
いかなる逆境、悲運にあっても、希望だけは失ってはならない。
（ 市村清 ）
（ Ichimura Kiyoshi ）
25.
貧乏ならいいのよ。
貧乏は恥ずかしいことじゃない。
でもね、貧乏臭いのはいやァね。
（ 永六輔 ）
（ Ei Rokusuke ）
26.
いろんなことがありましたが、
私はそれでも、
人間はみんな根は善良なのだと信じています。
（ 映画『アンネの日記』 ）
27.
毎朝、目を覚ますたびに、お前はこう言ってもいいだろう──「目が見える。
　耳が聞こえる。
　体が動く。
　気分も悪くない。
　有難い！
　人生は美しい！
　
（ ジュール・ルナール ）
（ Jules Renard ）
28.
どうせ（＝ともかく）この世に生きてきたんだから、死んだときに「アイツが亡くなった」と言われるようなビッグになりたい。
（ 吉田栄作 ）
29.
いかに多くの者が光を見る資格がないか。
それでも夜は明ける。
いかに多くの者が、この世に生まれたことを嘆いているか。
それでも自然は新しい子孫を生み、この世に存在しなかったことをむしろ望んだ者たちをも、存在せしめている。
（ セネカ ）
（ Seneca ）
30.
田の神に供へられある若菜かな
（ 山田六甲 ）
（ Yamada Rokkou ）
31.
自分を見失ってまでするのは
出世とは言わないんだよ。
本気で出世したいなら、
お前はお前のやり方でやるんだね。
（ テレビドラマ『ショムニ』 ）
（ Shomuni ）
32.
百草(ももくさ)に百種(ももくさ)のこゑ秋澄めり
（ 工藤進 ）
（ Kudou Susumu ）
33.
春の嵐の中に悠々と立って、
そのあとに夏がくるかどうか
などという危惧をいだくことのない樹木のように
成熟すること。
結局夏はくるのです。
（ リルケ ）
（ Rainer Maria Rilke ）
34.
人生は生きるに値するか？
それはひとえに肝臓にかかっている。
（ ウィリアム・ジェームズ ）
（ William James ）
35.
野心とは、己一代で何かを成し遂げようとする願望。
志とは、己一代では成し遂げ得ぬほどの素晴らしき何かを、次の世代に託す祈り。
（ 田坂広志 ）
（ Tasaka Hiroshi ）
36.
個人的な自己をすてて自動人形となり、周囲の何百万というほかの自動人形と同一となった人間は、もはや孤独や不安を感ずる必要はない。
しかし、かれの払う代価は高価である。
すなわち自己の喪失である。
（ エーリヒ・フロム ）
（ Erich Fromm ）
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