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翻訳に関する名言
1.
翻訳は女性のようなものである。
美しければ忠実でないし、
忠実であれば、きっと美しくない。
(
ポーランドのことわざ・格言
)
(
Poland saying
)
2.
この有毒の書を世に紹介するのは、
吾々の誠実な悪意である、
と訳者等は言っている。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
3.
英文和訳と翻訳は、
まったく違う作業です。
英文和訳は、
英語を理解しているかどうか確認するための作業です。
しかし翻訳は
原文と独立して、
それだけで読者を動かさなければならない。
(
角地幸男
)
(
Kakuchi Yukio
)
4.
翻訳は、
自分が英文から掴んだものを、
自分の日本語でしっかりと書き下ろす
という作業です。
だから、その手順は
自分の文章を書く時とまったく同じです。
頭の中にある素材が違うだけです。
(
角地幸男
)
(
Kakuchi Yukio
)
5.
翻訳するということは、原文とまったく同じ作品を
自分の日本語で新たに書き下ろす、
ってことなんです。
皆さんが思ってらっしゃるように、
辞書を引きながら英文和訳するのとは
わけが違います。
(
角地幸男
)
(
Kakuchi Yukio
)
6.
一国の文体を
詞(ことば)も意も兼ねて失わずに訳出することは、
すべて多少の難件あり。
仏文を英訳し、
ラチン(=ラテン語)、グリーク(=ギリシャ語)を近代の語に訳し、
乃至(ないし)もっとも縁の近きドイツ文を英訳するすら、
時としてほとんど望むべからざるの嘆(なげき)あり。
(
南方熊楠
)
(
Minakata Kumagusu
)
7.
(日本文化を語る際)
飜訳文化という軽蔑的な言葉が屡々(しばしば)人の口に上(のぼ)る。
尤(もっと)もな言い分であるが、
尤もも過ぎれば嘘になる。
近代の日本文化が飜訳文化であるという事と、
僕等の喜びも悲しみもその中にしかあり得なかったし、
現在も未だ(その中にしか)ないという事とは
違うのである。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
8.
僕が翻訳するときに一番気をつけているのは、同じ文章を二度読ませないっていうことなんですよね。
文章があって、「え、これどういうこと?」と思ってもう一回読み直すことってあるじゃないですか。
あれはやっぱりまずいと思うんです。
(
村上春樹
)
(
Murakami Haruki
)
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