「主よ。
もし御心に適(かな)ふならば、 この苦き酒盃(さかづき)を離し給へ。 されど爾(なんぢ)にして欲するならば、 御心のままに為(な)し給へ。」といふ耶蘇(やそ)の祈りの深い意味を、 彼等(=詩人)はだれよりもよく知つてるのである。 萩原朔太郎[はぎわら・さくたろう]
(大正〜昭和の詩人・作家、1886〜1942) 散文詩集『宿命』 「散文詩自註」の「詩人の死ぬや悲し」より 【 萩原朔太郎の名言 】
※「(=詩人)」は七瀬音弥による補足。
※原文漢字表記は、「文學(ぶんがく)」「眞實(しんじつ)」「孤獨(こどく)」「曠野(こうや)」「讀書(どくしょ)」「寢(ね)そべつて」「夜も晝(ひる)」「不斷(ふだん)」「惱み(なや)」「使ひ續(つづ)け」「續(つづ)く」「爲(な)し給へ」
〈全文〉
詩人として生れつき、文学をする人の不幸は、 心に休息がないといふことである。 彼等はいつも、 人生の真実を追求して、 孤独な寂しい広野(こうや)を彷徨(ほうこう)してゐる。 家に居る時も、外に居る時も、 読書してる時も、寝そべつてる時も、 仕事してる時も、怠けてゐる時も、 起きてる時も、床にゐる時も、 夜も昼も休みなく、 絶えず何事かを考へ、不断に感じ、思ひ、悩み、心を使ひ続けてゐるのである。 __ Link __ 眠れない夜の続く枕許(まくらもと)に、 休息のない水の流れの、夜(よる)更けて淙淙(そうそう)といふ音をきく時、 いかに多くの詩人たちが、 受難者として生れたところの、 自己の宿命を嘆くであらう。 __ Link __ 「主よ。 もし御心に適(かな)ふならば、 この苦き酒盃(さかづき)を離し給へ。 されど爾(なんぢ)にして欲するならば、 御心のままに為(な)し給へ。」といふ耶蘇(やそ)の祈りの深い意味を、 彼等はだれよりもよく知つてるのである。 __ Link __
1.
( ポール・セザンヌ )
2.
( ジョン・ラスキン )
3.
( 夏目漱石 )
4.
( パウル・ティリッヒ )
5.
( 太宰治 )
6.
( 徳川家康 )
7.
( 七瀬音弥 )
8.
( プリシラ・ヤング・プラット )
9.
( 木村無相 )
10.
( 大住日呂姿 )
11.
( 矢作直樹 )
12.
( 禅や武道における言葉 )
13.
( 野口悠紀雄 )
14.
( ロバート・G・アレン )
15.
( 小泉二郎 )
16.
( 中村天風 )
17.
( 太宰治 )
18.
( カール・メニンガー )
19.
( 漫画『ドラゴン桜』 )
20.
( 大手拓次 )
21.
( カール・ヒルティ )
22.
( 平田精耕 )
23.
( 後藤比奈夫 )
24.
( 『戦国策』 )
25.
( 土光敏夫 )
26.
( 政木和三 )
27.
( シャルル・ジュリエ )
28.
( アーダルベルト・シュティフター )
29.
( 漫画『エンジェル・ハート』 )
30.
( ヘーゼルデン財団 )
31.
( シェイクスピア )
32.
( 三橋鷹女 )
33.
( ウェルギリウス )
34.
( 洪応明 )
35.
( ペルシアのことわざ )
36.
( 『聖書』 )
【 堺屋太一 】
【 アルバート・ベバリッジ 】 【 山田正彦 】 【 チェ・ゲバラ 】 【 ヴァレリー・ラルボー 】 【 漫画『沈黙の艦隊』 】 【 円より子 】 【 シェイクスピア 】 【 高橋尚子 】 【 ジェーン・マンスフィールド 】 【 漫画『いいひと。』 】 【 佐多稲子 】 【 ヒュー・ウォルポール 】 【 キャサリン・マンスフィールド 】 【 本田健 】 【 ルース・ベネディクト 】 【 仲野良俊 】 【 互いに感情的になる 】
【 大衆が犠牲になる 】 【 食器 】 【 月食 】 【 他人が自分の意見を肯定 】 【 攻められる 】 【 前途有望な人 】 【 人間の務め 】 【 物を聞くことができる 】 【 不正を非難 】 【 銭を使う 】 【 飲食店を常にウォッチ 】 【 教養の高い人 】 【 最高の阿片 】 【 女の衣装 】 【 触れていないもの 】 ![]() |