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[ 名言 ]
早く死ぬつもりが、長く生きすぎて
一文なしになって余生を送らねばならぬと(なれば)困る、
という口実のもとに、
爪に火をともすようにして、倹約して暮らし、
ついに自分の貯えた金の恩恵をまったくこうむらずに、
何もしてくれなかった甥や姪に残して死んでいく老人が
いかに多いことか。
それは滑稽である。

[ 出典 ]
曽野綾子
[曾野綾子、その・あやこ]
(作家、1931〜)
『完本 戒老録』

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[ 補足 ]
※「(なれば)」は七瀬音弥による補足

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《 爪 》
《 生活・暮らし 》→ 今日
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《 節約・倹約 》
《 余生 》
《 早死に 》
《 長生き・長寿 》
《 火・炎 》
《 滑稽 》
《 口実 》
《 恩恵 》
《 曽野綾子 》→ 今日
 * * * * * * * * * *
《 星座別名言と運勢 》
《 血液型別名言と運勢 》

[ 全文・続き ]
〈全文〉
実際に、老人の間で常に問題になるのは、
自分の持っている金を
どのようなテンポで使っていったらいいか、
ということである。
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早く死ぬつもりが、長く生きすぎて
一文なしになって余生を送らねばならぬと(なれば)困る、
という口実のもとに、
爪に火をともすようにして、倹約して暮らし、
ついに自分の貯えた金の恩恵をまったくこうむらずに、
何もしてくれなかった甥や姪に残して死んでいく老人が
いかに多いことか。
それは滑稽である。
__ Link __

九十まで生きるつもりで、
それで(持っている金を)使い切るように計算して、
あとは、私(=自分)の知ったことではない。
それだけ生きれば、
あとは道へほっぽり出されてもいいではないか。
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