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小説にしても絵にしても、映画にしても、
なんでもそうであるが、 その人々は「お素人衆」を相手に儲けているのである。 専門家に向かって小説を書いたりしているわけではない。 山本周五郎[やまもと・しゅうごろう]
(大正〜昭和の小説家、1903〜1967) エッセイ「型もののご趣向と演技」(1960年
《 小説 》
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芝居の関係者たちが使う言葉に 「お素人衆」というのがある。 素人たちにはわからず、 自分だけが理解できるのだ という優越感情が、 この言葉には隠されている。 だが、小説にしても絵にしても、映画にしても、 なんでもそうであるが、 その人々は「お素人衆」を相手に儲けているのである。 専門家に向かって小説を書いたりしているわけではない。
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