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書かなければわからない、
自分の言葉は。 それが書く値打があるかどうか。 永瀬清子[ながせ・きよこ]
(詩人、1906〜1995) 「書かなければ」 短章集『流れる髪』に」収載 『永瀬清子詩集』(谷川俊太郎選)に収載
〈全文〉
書かなければわからない、 自分の言葉は。 それが書く値打があるかどうか。 __ Link __ 書いてはじめて 自分の背中に気がつき、 蹠(あなうら)に気がつく。 自分という叢(くさむら)をはなれてはじめて、 走り出たのが雉(きじ)であったか蛇であったか、 その本当の姿が見える。 __ Link __
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